236話 ページ36
「そうですよ」
ci「…」
Aさんの優しい手が、目が、声が、俺の棘を溶かしていく。また甘えてしまい彼女になだれ込むと俺も解けてしまいそう。
「…」
とりあえずこれでいいかな。…
優しすぎるのも大変なもんだね
───
「…」
ショッピさん達が出発して1週間と少しがたった。もうすぐ帰ってくる期待に足取りが早くなる。
聖女様とは、あれから一回も会っていない。彼らに聞けば極力合わせないようにしている。と返答が帰ってきた。そもそも彼女は今どこにいるのだろうか
os「Aは、そんなこと考えずショッピくんが帰ってくることだけ楽しみにしてたらええよ」
「オスマンさん…ですが気になります」
聖女様に怪我は無いらしいが、私と同様トラウマを植え付けられていたら大変だろう。彼にそれを話したが聖女様より、私がトラウマを持っていることに驚かれた。あ
os「それ隠してたん…？フラッシュバック、…は治らんやろこんな直ぐに」
「え、今はだいぶ平気なので」
os「……フラッシュバックしたら絶対誰かに言えよ？俺でもいいけど」
「ありがとうございます」
os「…体に染み付いた匂い消したいなら俺呼んでな。上書きする」
「ありがとうございます…」
彼らは、すぐそういうことを提案する。此方としては暫くは誰ともしたくない、なんだけど…無理強いしてこないだけマシか。
os「…」
───
??
ちる「……」
あの日から皆の態度は一変した。Aの様子がやばかったんだって。起きてすぐに質問の嵐が来て、ついに私の時代が！って嬉しくなりかけたけど、その次にはオスマンから思いっきりブタれた。遠くの方でロボロとシャオロンがゾムを押さえつけてた。
みんな、私の心配よりAを優先した
ずるい
何で？
街に出ただけじゃん。悪いのは、あの男たちであって私じゃないよ？自衛してなかっただけだよ？
そもそも、なんであの男たちは私を狙うの？Aちゃんだけを狙えばよかったのに
…気持ち悪い
ちる「みんななんて大嫌い」
黒いモヤがちるの周りに1層まとわりつく。それは、部屋という檻全体を埋め尽くすように離散していき、当の本人も息詰まって行く。気づけないからどうしようもないが。
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あちき(プロフ) - 小豆さん» ありがとうございます！！ (12月29日 19時) (
レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - 5章完結おめでとうございます！反応集も書いてくれてありがとうございます。とっても面白かったです!6章でも頑張って下さい!! (12月29日 16時) (レス) @page50 id: a88cfbd51d (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - かぜ。さん» えぇっ！ありがとうございます！！嬉しいです！ (12月29日 10時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
かぜ。 - 初コメ失礼します！！物語が全部好きです！！こんなにハマった小説今までありませんでした！書き方から作り込まれた設定に世界観まで！とても好きです！！貴方様の小説とっても大好きなのでこれからも頑張ってください！！ (12月29日 10時) (レス) id: a4d5ca1fed (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - ビー玉さん» え！ありがとうございます😳💗 (12月28日 8時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2023年12月20日 23時
