233話 ページ33
rbr「知っとる。魔力は血以外には溶けずらいねん」
rbr「やから魔力入りの肥料とかも効くのが遅い」
「…」
以前、ひとらんさんが言っていた
《ものによっては、溶けるのに100年くらいかかるものもある》…か。
em「産まれたてのフォトンは、…恐らくエネルギーの補給にあの《井戸》と一体化します」
em「それに100年ほどかかってしまっているのではないんかな」
「…」
井戸は、二つの世界を跨ぐエネルギーがある。補給にはうってつけだ
em「一体化に専念するので100年は他のことにほとんど費やせません」
em「だから100年後に行動を起こそうとするのではないでしょうか」
「…」
rbr「…なら、聖女を殺せばいいんか」
em「…殺したいんやけど、仮に城で殺した時フォトンになったら、寄生先が私たちなんですよね」
rbr「え、嫌や」
em「ですので、殺すなら井戸でです。フォトンの思うつぼかもしれへんけど、俺らは死なない」
「…聖女様を殺すんですか」
em「あぁ、Aさんは見なくていいですからね」
「…」
この人たち、殺すのに慣れてるんだっけ…
怖いな、仮にも半年の仲の人を殺すのは気が引ける
「…彼女から強い感情を取り除けたらいいんですかね」
em「…まぁ、それが出来たらええな」
そこで話が終わった。推測だから、口外はよしてくれと口止めされた
その後、オスマンさんが呼んでいたと教えられ素直に向かう
rbr「Aに隠してることあるやろ」
静かな食堂で無機質な声が響いた。
彼は、ため息を吐き襟のボタンをひとつ外す
em「…恐らく聖女の感情の起因は、」
Aさんです。
rbr「…」
em「Aさんに対しての恨みだと思います」
rbr「…しょっぴくん含め、俺ら全員取られたって思ってるやろうからな」
em「なわけないんですがね」
女の嫉妬って怖いわ
em「…聖女から感情を取り除くとしたら、Aさんの排除とショッピさんとの結婚です」
rbr「そんなことしたら、俺らがフォトンになりそうやわ」
em「…そうなんよなぁ」
Aさんの排除は、俺らにはできない。寂しいし予算の管理がまた疎かになる。
ショッピくんは、逃げるやろうな。好きでも無い女と結婚なんて国が滅んでもしないだろうし
つまるところ、俺らは聖女側を排除するしかないねん
em「なるべく殺生が必要ない方法を探します」
rbr「そうしてや」
Aがまた傷つくから
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あちき(プロフ) - 小豆さん» ありがとうございます！！ (12月29日 19時) (
レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - 5章完結おめでとうございます！反応集も書いてくれてありがとうございます。とっても面白かったです!6章でも頑張って下さい!! (12月29日 16時) (レス) @page50 id: a88cfbd51d (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - かぜ。さん» えぇっ！ありがとうございます！！嬉しいです！ (12月29日 10時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
かぜ。 - 初コメ失礼します！！物語が全部好きです！！こんなにハマった小説今までありませんでした！書き方から作り込まれた設定に世界観まで！とても好きです！！貴方様の小説とっても大好きなのでこれからも頑張ってください！！ (12月29日 10時) (レス) id: a4d5ca1fed (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - ビー玉さん» え！ありがとうございます😳💗 (12月28日 8時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2023年12月20日 23時
