232話《フォトンとは》 ページ32
em「授業をしましょう」
エーミールさんの手から、紙がやってくる。
em「フォトンとはなんでしょうか」
文字起こし機能で紙に彼の言葉通りに文字が記されていく。
「魔力の塊です。到底の人では太刀打ちできないほどの」
rbr「あと100年周期に現れる」
em「2人とも正解です」
現れたアンサーと変わらない答えだった。
しかし、それが…
em「聖女が呼ばれたのはなんでしょう」
「…聖女のもつ力がフォトンを倒せるからでしょうか？」
em「正解。聖女はフォトンを倒すために呼ばれます。Aさんは特例やけど」
「…」
em「で、私たちはフォトンを倒しました」
em「…これは、知らないと思うんやけど」
em「その後の文献が何も無いんです。フォトンを倒した後何が起きてどうなったか」
「…一つも？」
em「はい」
「…」
そんなことがあるのだろうか。
…そんな、隠されてるみたいな…
rbr「つまり、毎回隠さなきゃあかん事が起きてるんやな」
em「察しがいいですね」
「隠さなきゃ行けないこと？」
em「…ここからが憶測ですが」
em「聖女がフォトンを生成する…とか」
rbr「…なんでや」
em「フォトンとは、魔力でありエネルギーです。魔力は感情に左右されます」
em「強い気持ちを持っている人ほど増加量もおおい」
em「聖女も同じです。もし強く何かを思ってしまってフォトンと同定程の力を持つ…無くはないやろ？」
「…確かに」
聖女様が強い感情を持たれたら…
でもいくつか疑問はある。頭をあげれば待っていた、とエーミールさんが話を続けた
em「感情の起因はわからません。ですがまぁ、宜しくないものやろうね」
em「問題はここから」
em「ちるさんが次のフォトンになるかもしれません」
em「…彼女も強い感情を持っています」
em「それに元来の魔力量も凄い」
em「以前、コネシマさんとシャオロンさんがフォトンと2日ほど対峙していた時がありましたよね」
「はい」
…あれ、
「…その時の2人はフォトンに似ていました」
黒色以外は似ていた気がする。
em「あれは暴走している状態です」
em「…聖女が暴走した姿が、フォトンではないかと私たちは推測しています」
「…」
突拍子な話だが、この世界でも物理が通る限り
それくらいしか考えられない。
「ですが、100年周期なのは…」
フォトンになってすぐに感情をはらせばいいじゃないか。
em「…魔力って溶けにくいんですよ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 580人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あちき(プロフ) - 小豆さん» ありがとうございます！！ (12月29日 19時) (
レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - 5章完結おめでとうございます！反応集も書いてくれてありがとうございます。とっても面白かったです!6章でも頑張って下さい!! (12月29日 16時) (レス) @page50 id: a88cfbd51d (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - かぜ。さん» えぇっ！ありがとうございます！！嬉しいです！ (12月29日 10時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
かぜ。 - 初コメ失礼します！！物語が全部好きです！！こんなにハマった小説今までありませんでした！書き方から作り込まれた設定に世界観まで！とても好きです！！貴方様の小説とっても大好きなのでこれからも頑張ってください！！ (12月29日 10時) (レス) id: a4d5ca1fed (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - ビー玉さん» え！ありがとうございます😳💗 (12月28日 8時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2023年12月20日 23時
