229話 ページ29
「いつかのお話ですね、…」
なるべく関係は持ちたくない。色々と
食べ終わった後にみた彼の目は、先程とはうってかわってギラギラと翡翠色を輝かせていた。
zm「A。…なら《いつか》しような？」
頬に口付けされ、選択肢のない問いかけを投げられる。めんどくさいことになった…。自責の念に駆られながらも小さく頷いちゃった。
zm「楽しみにしとる」
「…」
お皿を持って言った彼。…はぁ、
…
「これ以上持ちたくないな、そういうの」
───
《夜中》
ut「A〜…寝とるか」
カワイソウなAは、珍しくぐっすり寝ていた。まだ疲れが残っているのだろう。
傍の椅子に腰かけ、眠った姫の頬に触れる。白く冷たい陶器の肌は死んでるんじゃないか、と不安を煽る。
…Aが傷ついた。あんな女を庇って傷ついた。トラウマやってやばいやろうし、…もしかしたら内蔵にも異常が出てるのかもしれへん。
…殺したけど、殺し足りない。
ut「…A。朝起きたらおはようのキスしてや」
隣で目を瞑る。彼女との朝が楽しみだ
───
《？？》
「…」
自分で夢だと自覚できる夢だ。
真っ暗な空間。
上下もなく自分が立っていること以外分からない。
…大抵この夢の続きは決まっている。
狼狽えていると、やはりそれは来た。
？「A！あんたは頭いいんだからあいつの世話もしなさい！」
「…お母さん」
いつの間にか自分の体はそう言われて相応の体に縮んでいた。母さんにはよく言われたっけ
弟の面倒を見ろって。
「…ねぇ、母さん。なんであの人の先生をしなきゃ行けないの」
？「は？…もういいわ。そんなことをいう子はいりません」
「…」
お母さんは、私の質問に答えてはくれなかった。代わりに、反抗すると凄く冷たい目でゴミを見るようにその言葉を言う
何もしない私はいらないって
？「あと、家事もよろしくね」
「…」
？「お姉ちゃんのお世話も」
「…」
お姉ちゃんは、自分で生活を送れない。だから、私たちが手伝わなきゃ行けない。
…私が産まれた理由は、知っている。
姉の代わり身なんだ。
「…」
静寂に戻った空間で腕をまくれば、今よりもっと酷く赤く悲しい傷がそこに張り巡らされていた。この時は、腕だけじゃない。足も、腹も、見えないところは全部していた。
「…それに比べたら」
1時の暴力なんて可愛いものだね
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あちき(プロフ) - 小豆さん» ありがとうございます！！ (12月29日 19時) (
レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - 5章完結おめでとうございます！反応集も書いてくれてありがとうございます。とっても面白かったです!6章でも頑張って下さい!! (12月29日 16時) (レス) @page50 id: a88cfbd51d (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - かぜ。さん» えぇっ！ありがとうございます！！嬉しいです！ (12月29日 10時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
かぜ。 - 初コメ失礼します！！物語が全部好きです！！こんなにハマった小説今までありませんでした！書き方から作り込まれた設定に世界観まで！とても好きです！！貴方様の小説とっても大好きなのでこれからも頑張ってください！！ (12月29日 10時) (レス) id: a4d5ca1fed (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - ビー玉さん» え！ありがとうございます😳💗 (12月28日 8時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2023年12月20日 23時
