222話※※※※ ページ22
※理不尽。色々注意。微®
私を、この場で捨てると。
まぁ…それでもいいや
疲れた脳は思考を放棄しかけていた。
楽に殺してくれたら構わないと思うほどに
と目を細めた瞬間、全身から鳥肌が湧いた。
脳が危険信号を叫び、足の震えが酷くなっていく
誰だ、あの人たち
ちる「？今更死にたくないの？」
「違う！…聖女様下がって」
武器も持ってない女に、何が出来るんだって言われそうだな。
相手は、3人、いや4人だ。
トントンさんより大きい体型の4人の男は、私とちるさんを見ていた。いや、ずっとみていたのか
ちるさんに言えばよかった。
ここは、日本じゃないって
《昼の大通りにいれば、安全という保証は無い》って
ちる「え、…誰」
？「おうおぅ？昼間からええ女が2人もおるやん」
？「どこかで見たことあるんだよなー…」
？「おじょーちゃんたち。よーーくお兄ちゃんたちが教えてあげるよ」
？「無防備でふらついてると襲われるよって」
「ｯ、逃げて！」
聖女様だけでも、と考えた時点で遅かった。
汚い手が私たちの腹をつかみ瞬く間に魔法を使ってどこかに飛ばされる。
彼らとは違って、優しさも加減もない魔法は
久しぶりの魔力酔いを起こすのに十分だった。
───
《アジト》
「ｯ、…」
ちる「なんで！出して！誰か助けて！」
あんなに人がいたのに誰も助けてくれなかった、なんで？私聖女だよ？みんな助けてくれるよね？
てかなんで、聖女にこんな酷いことするの？！
「…聖女さま。魔法で逃げてください」
ちる「できない、できない、！」
「…先程私に使った体を硬化させる魔法は？」
ちる「でき、ないよぉ…ぐすｯ…」
「…」
パニックになられたのだろう。聖女様は泣き出した。どうやって落ち着かせるかなぁ…
？「おじょーちゃんたち、城のやつだったんやね」
？「どーりで身なりが綺麗だわ」
？「あれ？セイジョちゃん泣いてる？」
ちる「ｯ、私は聖女だよ！こんな乱暴な真似が許されるの？！」
男たちは、それを聞いて笑い出す。その醜い声が余計に吐き気を齎した。
？「だから？わかるか？おじょーちゃん」
？「フォトンのいない今は、お前さんは不要なんだよ」
「…」
ちる「え」
「…」
言うつもりはなかった。けど、…確かにそうだ。聖女は毎回召喚される。つまり子孫を残すとか、王の座につく、とかはないのだ。
…つまり、用済みらしい
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あちき(プロフ) - 小豆さん» ありがとうございます！！ (12月29日 19時) (
レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - 5章完結おめでとうございます！反応集も書いてくれてありがとうございます。とっても面白かったです!6章でも頑張って下さい!! (12月29日 16時) (レス) @page50 id: a88cfbd51d (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - かぜ。さん» えぇっ！ありがとうございます！！嬉しいです！ (12月29日 10時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
かぜ。 - 初コメ失礼します！！物語が全部好きです！！こんなにハマった小説今までありませんでした！書き方から作り込まれた設定に世界観まで！とても好きです！！貴方様の小説とっても大好きなのでこれからも頑張ってください！！ (12月29日 10時) (レス) id: a4d5ca1fed (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - ビー玉さん» え！ありがとうございます😳💗 (12月28日 8時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2023年12月20日 23時
