221話 ページ21
大通り
「あの、引き返しますよ。はやく」
自由になった体で、彼女の腕を引くがビクともしない。…魔法使ってるよねこれ
「貴方は、狙われる人なんですよ」
ちる「だから守ってよ」
「体力も武器もないんですけど」
「下手したらショッピさんに会えなくなりますよ?」
ちる「うるさいなぁ、大丈夫だよ」
「…、?」
理不尽な威圧に黙ったことを、いい事だと捉えた彼女は次々と屋台の店を回っていく。
ちる「あ!これ可愛い!買って!」
「お金持ってないです…」
ちる「えー、けち」
「魔法で取り出せないので…すみません」
どうやら聖女様自身もお金をそんなに
持っていないらしい。なんで来たの
彼女の事がバレそうになる度に
水のように嘘を流し続ける。私の身分すらも
バレそうだった時は焦った。
…
どうしたの?聖女様ほんとに
ちる「……」
??「…」
───
一方その頃
rbr「はぁぁ?!あいつ、何考えてんの?!」
rbr「え、ちょ待てや」
ut「どしたん。どーてーがそんな騒いで」
rbr「いやいや、これ見てみ?!」
ut「…うそやろ」
Aとちるだけでどっかいった。
それは、まぁ…ちるのこどもゆえなのだろう。
問題はそこから
《消えた》
ut「…なんで」
rbr「恐らくちるサンが…魔法でカメラの追跡を切るやつをかけたんやと思う」
rbr「…動けるやつで追いかけろ。おれは、これを治す」
ut「わかった」
急いで動けそうなヤツらに伝える。
休みに入っていたゾムやシャオちゃんにはもうしわけないが…
…
ut「そんな、こと、しないよな?ちる」
好きな男を取られた女の恨みはおぞましい。
死ぬよりも痛い目に合わせな
満足出来ないんやから
ut「…」
───
《大通り》
「…」
城がもう見えない。
早く、ほんとに帰らないと。
ちる「…A」
「…はい」
ちる「…あんたが、呼ばれなかったら私、愛されてたのかなぁ」
ちる「みんなにチヤホヤされて、求愛されて」
ちる「私のためにって何でもしてくれたのかな」
ちる「夢みたいな生活できたかな」
「…わかりません。」
私が邪魔ものなのは違いない。…ただ、
今ここで言われても…
あ
ちる「…ごめんね。やっぱやるしかないの」
ちる「グルッペンとオスマンと、トントンは…魔具ってやつで頑張る」
ちる「残りの人は、かかればイチコロだから」
「…なるほど、そういうことですか」
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あちき(プロフ) - 小豆さん» ありがとうございます!! (12月29日 19時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - 5章完結おめでとうございます!反応集も書いてくれてありがとうございます。とっても面白かったです!6章でも頑張って下さい!! (12月29日 16時) (レス) @page50 id: a88cfbd51d (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - かぜ。さん» えぇっ!ありがとうございます!!嬉しいです! (12月29日 10時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
かぜ。 - 初コメ失礼します!!物語が全部好きです!!こんなにハマった小説今までありませんでした!書き方から作り込まれた設定に世界観まで!とても好きです!!貴方様の小説とっても大好きなのでこれからも頑張ってください!! (12月29日 10時) (レス) id: a4d5ca1fed (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - ビー玉さん» え!ありがとうございます😳💗 (12月28日 8時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619
作成日時:2023年12月20日 23時