213話 ページ13
それから、ただ朝食を食べた。どうしてかあまりいつもより楽しくない。…魚の骨がどこかに刺さったままだ。
───
《ショッピの部屋》
「…え?」
ショッピさんの魔法が食後ツタのように伸びて、連れさらわれた。
そこまではいいんだけど
syp「…」
「…」
なんでこんなに距離近いの?
彼はずっと抱きしめたままだ。珍しい
油断してたら頬にもキスされた…まだよってる?
syp「…」
愛情表現が明確な人が好き。
そらなら、ゾムさんやグルッペンさん、そしてロボロさんと仲ええはずやわ。えぐいぐらいハッキリやし
…言葉だと、伝わらへんからこうやって身体で示してるのに何でこの社畜は気づかないん?あほやろあほ
…あんたにとって俺ってどういう立ち位置なんですかね。
「ショッピさん。酔ってるならお水持ってきますよ」
syp「昨日の言葉も忘れたんか」
「え、昨日?…」
「…」
「…こういうのは聖女様にしてください」
syp「嫌って言いました」
やっと理解したらしい。途端に離れようと腹を押してきた。そんな小さい手が勝てると思うなよ
「聖女様程、一途に思える方は中々居ませんよ」
syp「あいつ、ゾムさんとかに言い寄せられたら普通に行きましたよ」
syp「大先生とも関係持っとるし」
「…あまり聞きたくなかったですね」
syp「…」
やる事やってんだよ、あいつ。
聖女らしいのは寧ろあんたや
syp「…」
Aさんは、諦めたような息を吐いて抱き返してくれた。そして「なんで私なんですかね」と疑いながらも背中をさすってくれる。
…
そういう所です
───
《トントンの部屋》
tn「…」
「…」
tn「A、…昨日はいきなり抱きついてすまんかった」
「え、あ、大丈夫ですよ」
tn「…でも、グルさんの匂いすんのは嫌や」
「抱きついたご本人に言ってください」
tn「言った」
「お早いですね」
tn「Aは嫌じゃないんか?抱きつかれるの」
「慣れました」
tn「慣れたって…まぁ、あいつらおるからか」
確かに、最初の方はAは距離感おかしいと言っていた気はする。それでもゾムとかシャオロンとかあいつらが抱きつくもんやから、狂ったんやな
…
最初のAは、不健康そのものだった。やけど、…まだダメやけど半年たってAの体は健康的になってきた。まだ痩せすぎな気はするけど
───
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あちき(プロフ) - 小豆さん» ありがとうございます!! (12月29日 19時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - 5章完結おめでとうございます!反応集も書いてくれてありがとうございます。とっても面白かったです!6章でも頑張って下さい!! (12月29日 16時) (レス) @page50 id: a88cfbd51d (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - かぜ。さん» えぇっ!ありがとうございます!!嬉しいです! (12月29日 10時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
かぜ。 - 初コメ失礼します!!物語が全部好きです!!こんなにハマった小説今までありませんでした!書き方から作り込まれた設定に世界観まで!とても好きです!!貴方様の小説とっても大好きなのでこれからも頑張ってください!! (12月29日 10時) (レス) id: a4d5ca1fed (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - ビー玉さん» え!ありがとうございます😳💗 (12月28日 8時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619
作成日時:2023年12月20日 23時