160話 ページ10
【2日後】
《夜》
【食堂】
「…」
コネシマさん、シャオロンさん、大丈夫かな。
2日たっても彼らは姿を見せなかった。まだ、治療室にいるのだろう。ペ神さんはよくそこに向かっている。
その時、ドアがけたたましく鳴り響いた。その音波に目線を向けた瞬間持っていた箸がテーブルに落ちる。クリアだった瞳ですらぐにゃぐにゃになってきた
sha「全回復!」
kn「よぉ!お前ら元気しとったかー!?」
tn「ちょ、お前ら、!」
zm「心配させんなよ!!」
ut「何が元気じゃ!」
コネシマたちとの久しぶりの対面は、皆驚きそして喜んだ。自分たちの食事は忘れ彼らを取り囲み嬉しい悲鳴を上げていく。ちるは、【Aの模倣】と称して少し離れたところから見守っていた
ちる「よかったぁぁ…」
ちる「…」
きっと、Aちゃんは彼らの所に行ったりはしない。こんなふうに離れた所でゆっくり眺めているはず…
確認降るために、彼女の席を見るとそこには誰もいなかった。慌てて目線をずらす手前、一気に沈黙が走る。
立ち上がった時は、遅かった。…
彼女もまた彼らのようにコネシマ達を取り囲んでいた。しかも、大粒の涙を流しながらコネシマの袖を引っ張りながら【普通の女の子】のように歓迎している
ちる「…」
「よが、っだです」
kn「おう、」
sha「A、まじ助かった」
「私は、なんにもしてません、」
zm「…Aのガチ泣きってええな」
rbr「空気読めや」
Aは、泣きながらよかった、よかったと何度も安堵のセリフを吐き出していく。コネシマ達は嬉しそうな呆れを見せ、彼女の頭を撫でては
sha「…んで、1つ報告があるねん」
ut「?なん?」
sha「俺ら、しばらくAの忠犬になりました」
ut「は?」
「え、…」
kn「せや。Aの待ってるちゅうセリフがな、なんかトリガーになったらしくて、お前の忠犬っていう意識が埋め込まれた」
kn「2日前よりは、収まってるからしばらくしたら治るんやと思う」
「…すみ、ません。最後まで迷惑をかけ」
kn「別に、ええよ」
sha「やから、しばらくAのそばうろつき回っとるわ」
zm「大概にしてや」
ちる「…」
なにそれ、ずるい
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ナッツ(プロフ) - 忙しい年末年始にこんなにも素晴らしい物語を描いてくださらありがとうございます。これからも完結までゆっくり待ってますので頑張ってください!応援してます (12月20日 18時) (レス) @page50 id: 1ac31f139c (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - ティノさん» ありがとうございます😭 (12月20日 18時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
ティノ(プロフ) - 引き続き、というより引き継ぎ、の方がニュアンス的に合うような…?違っていたら申し訳ない🙇♀️ (12月20日 15時) (レス) @page45 id: e0db77bac3 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 作者も続きが読みたいです。(切実) (12月19日 7時) (レス) @page40 id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
はるぴ(プロフ) - 文章や内容がとっても読みやすいので毎日楽しみに更新を待ってます!主様も、自分のペースでゆるりと更新してくれたら嬉しいです! ! (12月7日 23時) (レス) id: babdf0ee1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619
作成日時:2023年11月4日 10時