159話 ページ9
sn「あの3人。…しょーがない俺が欲求を晴らしてあげるわ」
syp「お願いします」
「…」
ペ神さんの魔法で、噛み跡は糸を解くように治っていった。…それよりも
sn「魔力酔い、起こさんかったやん」
「…はい」
sn「あんだけの魔力に触れたら耐性できたって感じかー」
syp「おめでとうございます」
「…ありがとうございます」
これなら、多少魔力が使われているものでも触れることが出来る。仕事ができる。これでグルッペンさん困らないかな。
sn「…A、次の遠征はまた1ヶ月後らしいで」
「わかりました」
その間に、フォトン対策警備の方も進めていこう。徹夜したら終わるかな?
sn「それまで時間あるやん」
「ありますね」
仕事に使えるよね
sn「どっか外に行ってきたらどう?」
「仕事しますからね」
syp「…話噛み合ってへん」
syp「…」
確かに。リフレッシュもかねてAさんは外の世界に出てみた方がいい。認知はされてるはずだから魔力ない人間として売られることは無いだろう。
横目で見ると、考え込んでいるAさん。…仕事と天秤にかけてるんやろうな。
syp「行くならどこに」
sn「せやなー、…旅館とか?」
sn「泊まるのもええと思うし」
「…」
泊まりは厳しいな。仕事がある
sn「ま、考えててや」
「検討はします」
彼に礼をしたあと、部屋を退室する。しょっぴさんはまだお話するみたい。…
回復したならやることは1つ。迷いもなくいつもの彼の部屋に向かう。仕事しないと、
私、もうグルッペンさんみたいな人を増やしたくない
【みんな、仕事しなかったから心配してるんだよね】
「…」
───
《ちるの部屋》
ちる「……ずるい」
あの時、Aちゃんはタイミング良く現れた。初めから計算されていたかのように
あの状況で理解したAちゃんは、トントンを無理やり説得させゾムを使って飛び見事2人を助け出した。
ずるい。お手柄みんなAちゃんのものじゃん。私だって頑張ったよ。怖くてもあの場所に残ってあげてたのに
なんで、誰も褒めてくれないの。しょっぴ君に関しては最近全然お話してくれない。【告白】したのに酷い
ちる「…Aちゃんの真似したら、皆チヤホヤしてくれるかな」
ソファから身を乗り出し呟いた。少し歩いた先にある姿見にはAちゃんとは全然似ていない自分が写っている。
似せたら、皆見てくれるよね
また、黒い波が広がっていく
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ナッツ(プロフ) - 忙しい年末年始にこんなにも素晴らしい物語を描いてくださらありがとうございます。これからも完結までゆっくり待ってますので頑張ってください!応援してます (12月20日 18時) (レス) @page50 id: 1ac31f139c (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - ティノさん» ありがとうございます😭 (12月20日 18時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
ティノ(プロフ) - 引き続き、というより引き継ぎ、の方がニュアンス的に合うような…?違っていたら申し訳ない🙇♀️ (12月20日 15時) (レス) @page45 id: e0db77bac3 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 作者も続きが読みたいです。(切実) (12月19日 7時) (レス) @page40 id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
はるぴ(プロフ) - 文章や内容がとっても読みやすいので毎日楽しみに更新を待ってます!主様も、自分のペースでゆるりと更新してくれたら嬉しいです! ! (12月7日 23時) (レス) id: babdf0ee1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619
作成日時:2023年11月4日 10時