197話 ページ47
《グルッペンの寝床》
gr「無い川で遭難し、白い光の女にあったと…」
sn「…ほんまなん」
os「…ほんまらしいで」
syp「…確かに、Aさんの記憶にはあります」
「…」
嘘発見器と、過去を見れる魔法の二手に挟まれるほど疑われている。そりゃそうか。なら、嘘はいて死のうとしてましたって言った方がこの場は治まるかな…
os「心読めるんやけど」
「…プライバシー」
gr「…そいつが、フォトンの魂か」
フォトンが、直々にAに会いに来た。
…なのに何故殺さなかったんだ?Aを
…Aがフォトンの心境を変えたのか?…
いや、【フォトンは100年おきに復活する長寿だ。】こんな若造に…
議論を続けたかったが月が既に真上より西にずれていたので諦め解散した。
ショッピくんが無理やりAを連れていった。明日にでも処罰を受けさせようと思う。
sn「…A、死にたいんかな」
gr「違うと思うぞそれは」
sn「え、」
gr「…恐らくAが死ぬとしたら、戦闘時だ。自己犠牲精神だからな、まとめて処理できる時間を選ぶ」
sn「…それはそれで嫌やけど」
os「…Aはねぇ」
俺らの方に堕ちてるとは思うよ。
───
《ショッピの寝床》
「…ショッピさん?」
syp「…」
Aさんは、離れない俺を不思議そうに見つめる。彼女のあの言葉がサイレンのように響き余計に腕に力を送った。
syp「…A。」
「…珍しいですね、呼び捨てなんて」
syp「…あんたも呼べば」
「特に希望は……」
「…ショッピ。」
syp「…アナタは、俺の仕事仲間で、同じ住居者で、…仲間で、必要な、やつです」
syp「…認めてるんですから、それ以上必死にならんで」
「…」
なんの事だろうか。…訳が分からいのに、彼は辛そうに吐く。可哀想。頭を撫でれば余計にその言葉達が吐かれた。
私のことを認めてる、…なんて嘘だろうけど
嬉しいや。リップサービスだろうけど
「…ショッピ。今日はもう寝ましょう。」
ショッピの細い手、足、身体が蔦のように絡みついて離れない。このまま私を取り込むんじゃないんだろうか。それはそれでいいね
syp「…Aさん、おやすみなさい」
「はい、おやすみなさい」
「…寝たのかな」
数十分経ち、寝れない目は彼の顔を観察する。…狸寝入りはしてなさそう。
「…どうしたんだろう」
「…いいんだよ。無理に言わなくて」
「…仕事が出来る私なあればいいんだから」
810人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ナッツ(プロフ) - 忙しい年末年始にこんなにも素晴らしい物語を描いてくださらありがとうございます。これからも完結までゆっくり待ってますので頑張ってください!応援してます (12月20日 18時) (レス) @page50 id: 1ac31f139c (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - ティノさん» ありがとうございます😭 (12月20日 18時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
ティノ(プロフ) - 引き続き、というより引き継ぎ、の方がニュアンス的に合うような…?違っていたら申し訳ない🙇♀️ (12月20日 15時) (レス) @page45 id: e0db77bac3 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 作者も続きが読みたいです。(切実) (12月19日 7時) (レス) @page40 id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
はるぴ(プロフ) - 文章や内容がとっても読みやすいので毎日楽しみに更新を待ってます!主様も、自分のペースでゆるりと更新してくれたら嬉しいです! ! (12月7日 23時) (レス) id: babdf0ee1d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619
作成日時:2023年11月4日 10時