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196話※ ページ46

《川のほとり》

「…冷たッ」

1人風呂を堪能し、不思議と穏やかな気分で辺りを歩いていると自分の足が水の中に入っていた。
抜き出し、周りを見るが…ここどこ?

「…迷子になった?」

迷子というか…遭難というか。

来た道に戻らないと、…と後ろを向いて歩くがあかりは見えない。…人工林ともいえどフォトンの縄張りの近く。魔法がかけられても仕方ない。




「ッ…」

嫌な不安が私にまとわりつく。それらは、嘲笑し指さしてどこかに去ってまた現れ、気づけば先程までの木の壁も黒色のモヤで見えなくなっていた。

これが弱肉強食。フォトンと、魔力のない私。結果なんて知れてる

「…まだ、いたかったな」

恐怖感は、既に通り越してしまった。ただ目の前の自分の末路がつまらないだけ

出来ればもう少し。せめて、仕事が終わるまでいたかった。あー、鬱さんの仕事も沢山しとけば良かった。ショッピさんとちるさんは結ばれるのかな。
皆幸せになってるといいな。

?「縺翫∪縺�」

「え、…誰。」

顔をあげれば、目の前に白い光の粒子で構成されている何かだった。よく見れば女の子のような背で、髪で、スカートのようなものがある。影がないから分からないが…もしかしてこれがフォトンなのか。

?「縺壹k縺�」

わからない言語を話す彼女。…そういや、こないだの2人の救出の際に現れたモノによく似ている。

?「豸医∴縺ヲ」

「…え、なんで…泣いてるんですか」

声も涙も無いその動作は泣いているに違いなかった。顔を手で拭ってる。なんで?

「…泣かないで、」

馬鹿な私は彼女の頬に触れて撫でていた。触覚は無いのに視界ではしっかり撫でている。女の子は動きを止め顔をこちらに向けた。

薄く見えた。女の子の顔が。聖女様のように可愛らしい方だった。

「…可愛い顔だね。」

?「…縺斐a繧薙↑縺輔>」
「…言葉がわかればいいのに、…」

彼女の言葉がわかれば、…悔やんだ瞬間
浮遊感に襲われた。上へ上へ風船の如く

「え、」
?「…縺ゅj縺後→縺�」

「…、」

ありがとう、…?

───

sn「A!A!」
「…ん、…ペ神さん?」
sn「ッ…ほんまよかった!なんでこんな所におんねん!…ずっと寝たままやし起きんのかと…!」
「へ、?」

自分が寝ていた衝撃と、見渡したすぐ先は崖の事実に鳥肌が立つ。

sn「そ、んなにしにたいんか…ッ」
「…違う、違います。私、川のほとりを…」
sn「俺らの近くに川なんて無いんやけど…」

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作品ジャンル:恋愛
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ナッツ(プロフ) - 忙しい年末年始にこんなにも素晴らしい物語を描いてくださらありがとうございます。これからも完結までゆっくり待ってますので頑張ってください!応援してます (12月20日 18時) (レス) @page50 id: 1ac31f139c (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - ティノさん» ありがとうございます😭‎ (12月20日 18時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
ティノ(プロフ) - 引き続き、というより引き継ぎ、の方がニュアンス的に合うような…?違っていたら申し訳ない🙇‍♀️ (12月20日 15時) (レス) @page45 id: e0db77bac3 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 作者も続きが読みたいです。(切実) (12月19日 7時) (レス) @page40 id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
はるぴ(プロフ) - 文章や内容がとっても読みやすいので毎日楽しみに更新を待ってます!主様も、自分のペースでゆるりと更新してくれたら嬉しいです! ! (12月7日 23時) (レス) id: babdf0ee1d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619  
作成日時:2023年11月4日 10時

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