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155話 ページ5

zm「…」
「…ゾムさん。あの時はありがとうございました」

いつもはフードで見えない頭皮を撫でると、彼は黙って聞いてくれる。ちゃんと褒めないとね

zm「…ほかは」
「あの時、貴方がいなかったら私はあのまま死んでしました 」
「貴方のおかげです。ありがとうございます」
zm「…A、…次、こんなことしたらほんまに足とるからな…」
「有事ですからねぇ…」
zm「アカン。死なれたらいかん」
tn「せやで。Aは大事な仲間なんやから」

「…なら、死なないように守ってください」
zm「あたりまえやん、アホ」

「…なら、大丈夫です」
zm「…A、」

ベットにのしかかるゾムさん。…何をされても彼なら受け入れよう。それくらい不安にさせたんだし

zm「なんかくれ。」
「くれ、…ですか」
zm「目でもいい、皮膚でもいい…なんでもいいからAのもんをくれや」
tn「ちょ、…流石にあかんやろ」
「…目は、仕事で使うし…皮膚…」
「…皮膚…」


tn「…」

Aはせっかくペ神に治してもらった綺麗な腕を広げてゾムに見せつけていた。…皮膚を渡すきなんか?!

tn「ダメやって、A。」
tn「血を出したら…」

zm「あー、ッ…」
「いッ…」
tn「何やっとるん?!」


zm「……これくらいか」

tn「何してるん…」

ゾムは綺麗な腕に大きな犬歯で歯型をつけた。せっかく白い腕なのにそこだけ輪状に赤い線がついている

tn「…お前ら、病人ってこと忘れてるやろ」
zm「…これで安心したから」
「くれ、という事だったので」
tn「……」

なら、俺もくれるんかな。

何となく彼女の左手を持って反応を伺うが特に抵抗はされなかった。薬指には指輪を通して貰うから、小指の根っこを噛んでみる。一瞬思いっきり噛んだおかけでかなりの濃いめの跡が着いた。

「いっ……」

tn「…ゾムだけずるい」
zm「…お前約束しとらんやろ」

「…」

マーキングされた気分

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設定タグ:逆ハー、異世界パロ , wrwrd、d! , 転生   
作品ジャンル:恋愛
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ナッツ(プロフ) - 忙しい年末年始にこんなにも素晴らしい物語を描いてくださらありがとうございます。これからも完結までゆっくり待ってますので頑張ってください!応援してます (12月20日 18時) (レス) @page50 id: 1ac31f139c (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - ティノさん» ありがとうございます😭‎ (12月20日 18時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
ティノ(プロフ) - 引き続き、というより引き継ぎ、の方がニュアンス的に合うような…?違っていたら申し訳ない🙇‍♀️ (12月20日 15時) (レス) @page45 id: e0db77bac3 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 作者も続きが読みたいです。(切実) (12月19日 7時) (レス) @page40 id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
はるぴ(プロフ) - 文章や内容がとっても読みやすいので毎日楽しみに更新を待ってます!主様も、自分のペースでゆるりと更新してくれたら嬉しいです! ! (12月7日 23時) (レス) id: babdf0ee1d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619  
作成日時:2023年11月4日 10時

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