186話 ページ36
《夜》
「はい、先日お話した通り引き継ぎはこのようにします……」
syp「…」
kn「…」
社畜のAの目には、ハイライトがない。ただ淡々と合理的な方法を進めていく機械のようなもの。Aの意思や俺らの意思も入っていない結果主義
俺と、似てる
kn「わかった。そのプランなら遠征が終わったあと兵士に振り分けられる」
「遠征が終わったあとですか」
kn「前は無理や。もう2週間もあらへん」
「…承知しました」
syp「…あの、質問が」
「はい、何でしょう」
手を挙げたショッピくんは、とても嫌そうに辺りを見渡してため息を吐いたあと
zm「？どしたん」
gr「問題あったか？」
syp「なんで、あんたらがいるんですか…」
gr「総統命令」
zm「Aの護衛」
syp「…職権乱gr「だまれ」
コネシマなら、口まとめて追い出せると見越していたが流石に総統の足を引っ掛ける訳にはいかん
またため息をはいて、抵抗でAさんと距離を近づけて話し合いを再開する。
「なら、次、こちらの資料では…」
zm「……」
難しい言葉ばっかで全然分からへん。トントンとかの仕事の命令はあれしろ、これやれ、で分かりやすい
やけど、Aが任されてる仕事ってこんなに難しいんか…
「今の所は、これぐらいです」
kn「わかった。」
syp「…」
「あとは、…聖女がいない世界を国民に受け入れてもらう方法ですかね。」
Aはそれが一番難題なのに、と諦めたように笑いを零した。
gr「……」
zm「…」
グルッペン、今悪い顔したやろ。
gr「とりあえず、話し合いはこれぐらいだな。」
zm「よし、A飯いこ！」
kn「食害すんな。俺も行く」
syp「なんで勝手に仕切ってるんすか…」
zm「…」
Aと、2人きりが良かったんやけど
《食堂》
ht「A。これあげる」
ht「こないだ言ってたノートと、ペン」
「あ、ありがとうございます」
これで少し余裕を持ってメモができる。仕事が捗る未来ににやけると、隣でクスクスと笑い声
顔を向ければ、マスクを外したひとらんさんが笑っていた。なんで
ht「仕事の時の方が表情豊か」
「そうですかね」
嬉しいものは嬉しいから、反応しただけ
ht「でも、仕事以外でもそれくらい笑ってもいいんだよ」
「善処します」
ht「…」
os「……」
楽しそうやなあ
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ﾅｯﾂ(プロフ) - 忙しい年末年始にこんなにも素晴らしい物語を描いてくださらありがとうございます。これからも完結までゆっくり待ってますので頑張ってください！応援してます (12月20日 18時) (
レス) @page50 id: 1ac31f139c (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - ティノさん» ありがとうございます😭 (12月20日 18時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
ティノ(プロフ) - 引き続き、というより引き継ぎ､の方がニュアンス的に合うような…？違っていたら申し訳ない🙇♀️ (12月20日 15時) (レス) @page45 id: e0db77bac3 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 作者も続きが読みたいです。(切実) (12月19日 7時) (レス) @page40 id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
はるぴ(プロフ) - 文章や内容がとっても読みやすいので毎日楽しみに更新を待ってます！主様も、自分のペースでゆるりと更新してくれたら嬉しいです！ ！ (12月7日 23時) (レス) id: babdf0ee1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2023年11月4日 10時
