184話 ページ34
《Aの部屋》
「……」
時計の針は、0時より右なのに目は一向に元気。
仕事はできない、休むための時間なのにな
《廊下》
「……」
空は、地球とは何も変わらない。月も太陽もある。星座までは分からないが、星だって見える。
窓を開けると、ひんやりとした風が肌を滑った。今の季節を教えてくれたかったのかな。
「…」
このまま、ここから落ちたらどうなるだろうか。
…やめとこう。みんなに迷惑
「ペ神さん、何してるんだろ」
私のことで悩んでなければいいけど
《トントンの部屋》
tn「ほら、もっと飲め」
ni「お前も大概だな」
sn「うぅ、だってさぁぁ」
tn「はいはい」
ペ神がいきなり兄さんと、大量の酒瓶をもって俺の部屋に上がり込んだ。理由は、Aで信用してるのは嬉しいけど話して欲しかった、だって。
tn「…」
俺らは酒瓶のひとつをあけ酔わない程度に嗜む。それに大して普通の人間だったら致死量のアルコールを含み彼女に対する愚痴を永遠と話し続ける…
ni「…話したら何かが変わる、って思っとるんちゃうか」
sn「はぁぁ?」
tn「…」
兄さんの手が止まった。彼はしばらく目を瞑ったあと顔を上げ真っ直ぐペ神を見つめる。
ni「俺らの関係が壊れたり、とか」
ni「仕事が貰えなくなる、とか」
ni「あいつやったら、それなら言わんやろ」
tn「確かに」
sn「……」
兄さんの顔がゆらゆらしている。なんやっけ。あぁ
俺はさ、あいつ俺の事信じてないって思ってた。どーせ、仲間、信頼って言葉も出まかせやろうし
やけど、仮にあいつは俺らを信頼、大切に思ってたら?
あいつが言いたくないのは、俺らを傷つけたくないから?…
俺らのため?
sn「うわぁぁぁん、Aーーーー、! 」
tn「ちょ、流石に深夜にいくないくな」
ni「はーい、酒終了」
無理やりペ神を魔法でねむらせて、トントンのベットを借りる。散らかった酒瓶は片付け俺らもソファや、クッションで雑魚寝することにした。
tn「…」
傷つけたくないから、言わない。、
tn「…言ってくらるならどれだけでも傷つくって…ダメなんかなぁ」
ni「…」
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ナッツ(プロフ) - 忙しい年末年始にこんなにも素晴らしい物語を描いてくださらありがとうございます。これからも完結までゆっくり待ってますので頑張ってください!応援してます (12月20日 18時) (レス) @page50 id: 1ac31f139c (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - ティノさん» ありがとうございます😭 (12月20日 18時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
ティノ(プロフ) - 引き続き、というより引き継ぎ、の方がニュアンス的に合うような…?違っていたら申し訳ない🙇♀️ (12月20日 15時) (レス) @page45 id: e0db77bac3 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 作者も続きが読みたいです。(切実) (12月19日 7時) (レス) @page40 id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
はるぴ(プロフ) - 文章や内容がとっても読みやすいので毎日楽しみに更新を待ってます!主様も、自分のペースでゆるりと更新してくれたら嬉しいです! ! (12月7日 23時) (レス) id: babdf0ee1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619
作成日時:2023年11月4日 10時