178話 ページ28
「聖女様は知りません。」
「だけど、私の中での愛される、認められるは何かをして得られるものだと思います」
「人に愛されたいなら、その人のためになることをする」
「そんなものでしょ？」
rbr「それは、そうなんやけど」
rbr「Aの主張は行き過ぎてへんか」
rbr「その人も、自分のこと大切に出来ひん奴に任せたい、って思うか？」
「思っていただけるまで頑張るんです」
「お金が欲しいお言われれば持ってきて」
「寂しいなら、寂しさを埋めれるように玩具や添い寝をして」
「殴られ、蹴られ、罵倒され、その人のの欲求を満たすとこで初めて」
「愛されることが出来るかもしれないのです」
rbr「…」
Aの目に曇りはなかった。恐らくこれが彼女の本心。王様と家来のような、それよりもっと酷い関係だ。俺、わからんけど多分そんなのじゃない
愛されるって、その人が何をしたからじゃなくて
その人だから、なんじゃないんか？
rbr「…一応聞くけど、それ愛されなくてもいい人に言われたらどうするん」
「引き受けます」
rbr「はぁ？！」
「その人、幸せになるでしょ？」
rbr「お、お前は幸せなんか」
「私の幸せ重視して何になるんです？」
rbr「いや、何になるって…」
こんなに思考回路が違うとは思っていなかった。目の前のAはほんとにAなんだろうか。そんな自己犠牲を気にしない人間なのだろうか
rbr「…なら」
rbr「俺が、その、愛してやるから服を脱げとか言ったらどうするん」
「脱ぎます」
rbr「ちょ！ほん、ほんまに脱がなくてええから！」
「…そうですか」
rbr「…」
聞いた瞬間、服を捲り出したA。あまりにも早くて…少し見えかけていた。…これ、悪い男利用してたやろ。
rbr「俺、どーてぃやからわからんけど」
rbr「愛されるってそんな利害関係なん？」
rbr「向こうだって、○○をするからお前が好きってならんやろ」
rbr「…今、ここで社畜なのは俺らに愛されるため？」
「どうだろう」
「どちらかと言うと、生きるために近いです」
rbr「…、？」
曇りのないハイライトもないAの目は俺を見つめる。珍しく笑いながら沢山話すA。怖かった
「私みたいなのが、ただでご飯にありついていいと思いますか？」
「こんなのが生きるためには、生かせいただく方のためにならないといけない」
「そうじゃないと、私は捨てれられる」
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ﾅｯﾂ(プロフ) - 忙しい年末年始にこんなにも素晴らしい物語を描いてくださらありがとうございます。これからも完結までゆっくり待ってますので頑張ってください！応援してます (12月20日 18時) (
レス) @page50 id: 1ac31f139c (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - ティノさん» ありがとうございます😭 (12月20日 18時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
ティノ(プロフ) - 引き続き、というより引き継ぎ､の方がニュアンス的に合うような…？違っていたら申し訳ない🙇♀️ (12月20日 15時) (レス) @page45 id: e0db77bac3 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 作者も続きが読みたいです。(切実) (12月19日 7時) (レス) @page40 id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
はるぴ(プロフ) - 文章や内容がとっても読みやすいので毎日楽しみに更新を待ってます！主様も、自分のペースでゆるりと更新してくれたら嬉しいです！ ！ (12月7日 23時) (レス) id: babdf0ee1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2023年11月4日 10時
