169話 ページ19
【グルッペンの部屋】
gr「……約束を破ったことを怒るだけだった」
gr「あんな、悲しませることはなかった。」
gr「……はぁ」
その時、かよわいノック音が響いた。胸の反射的だ高鳴りと高揚。無理やり抑えながら見つめていると
そいつは、襲った男の部屋に来る馬鹿な女だった。
A「グルッペン、さん」
gr「…」
怒りに来たのだろうか。それならそれでいい。今回はやりすぎた私の責任だ。少しくらい償わせてくれ
と思いながら顔を上げると、目が合わなかった。彼女は背を曲げて頭を下げながら…泣いている。え
「しごと、をください、」
gr「A、…」
「おおねがいします、なんでもします。どんなものでもします」
「たから、しごとをさせてください」
「おねがい、じます」
遂に土下座をしてきたA。慌てて彼女の目の前に座り込み肩を掴まうとー…した。
見えない壁が俺の手をはばかる。もし、またここで悲しませたら?怖がらせたら?
困惑している時、初めてAと目が合った。瞳が涙で大きく見え場違いながらも愛らしさを覚えてしまう。
「なんでも、いいです。からだの仕事でも、雑用でも、惨い仕事でも、なんでもいいです」
「それでも、な、無いなら私を、追い出してください、」
gr「A、…今仕事を取られてるのか」
「ごめんなざい、」
子供のように泣きじゃくるA。…こんな私に助けを求めるほど心を病んだのか。こんな姿にちるはさせたのか。
怒りと別の悲しみが俺の心に流れ出してくる。透ける壁なんて壊し気づけば彼女を強く、つよく抱きしめていた。
gr「…なら、お前は休んでくれ。それが仕事だ」
「…休んでも仕事をください」
gr「あぁ、約束する」
gr「…自室が不安ならオスマン、兄さんの部屋ならいけるぞ」
gr「この部屋は、さすがにまだ怖いだ「ここがいい、」
gr「!」
「ごめんなさい、ワガママで…でもここがいいんです。」
「お願いします、」
gr「…あんなことをした男の部屋だが「構いません」
「仕事なら、頼まれたら服も抜ぎます。だから、仕事を、ください」
「お願いします、」
gr「……とりあえず眠ってくれ。クマが酷い」
gr「起きたら話そう」
軽い睡眠魔法をかけて動かなくなった彼女をベットに横にさせる。リラックス効果のある香りをつけた布団をかけると…深い眠りについたそうだ
…
gr「…ここがいいのか」
勝手な解釈をしてしまうやろ
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ナッツ(プロフ) - 忙しい年末年始にこんなにも素晴らしい物語を描いてくださらありがとうございます。これからも完結までゆっくり待ってますので頑張ってください!応援してます (12月20日 18時) (レス) @page50 id: 1ac31f139c (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - ティノさん» ありがとうございます😭 (12月20日 18時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
ティノ(プロフ) - 引き続き、というより引き継ぎ、の方がニュアンス的に合うような…?違っていたら申し訳ない🙇♀️ (12月20日 15時) (レス) @page45 id: e0db77bac3 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 作者も続きが読みたいです。(切実) (12月19日 7時) (レス) @page40 id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
はるぴ(プロフ) - 文章や内容がとっても読みやすいので毎日楽しみに更新を待ってます!主様も、自分のペースでゆるりと更新してくれたら嬉しいです! ! (12月7日 23時) (レス) id: babdf0ee1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619
作成日時:2023年11月4日 10時