161話 ページ11
「…元気なら、何よりです」
泣き止んだA。頬を擦りながら上記を述べては胸をなでおろした
tn「飯食える？」
kn「食う」
sn「腹減ったわ」
そのまま、【いつもの日常】のような光景になった
皆は安心して、また食事を再開しコネシマたちはAの周りでどんどん食べ出す。その様子にまた幹部たちは安堵の息をもらした。ただ1人をおいて
ちる「……」
なんで、Aちゃんばっか。ずるいずるいずるい
私の方に来てよ。ねぇ、なんで？
なんで私のことを見てくれないの
gr「……」
ちる「…？」
彼は、Aちゃんの所に行くことはなく1人で黙々と小さなご飯を食べていた。珍しい姿に思わず視線が集中する。
gr「…なんだ」
ちる「あ、ううん。なんでもない」
ちる「珍しいなーーって」
ちる「何かあったの？」
gr「いや、何でもない」
ちる「ふーん、いつもみたいにAちゃんな所にいけばいいのに」
gr「気分ってのがあるだろ」
gr「…あいつにも」
といって、食べ終わった彼は立ち上がりお皿を器用に厨房へ魔法でとばした後そそくさと立ち去っていった。何かあったの？
ちる「…そういや、お仕置って言ってたよね」
もしかして、…？
【廊下】
「…」
kn「お前、もう少し離れろ」
sha「あ”？コネシマの方が近いやろ」
ご飯を食べ終わって、仕事に戻ろうとすれば彼らは当たり前のように文字通りうろつき回ってきた。私のせいなら仕方ないのだが…なにせ歩きづらい。私の進む方向に足を置かれるものだから必然的にスピードが落ちる。
「２日くらいですか」
sha「せやな。嫌？」
「…仕事に支障が及ぶので」
sha「仕事なんか、しなければいいやん」
「いえ、しますよ」
無理やり早く歩くと、…ついてくる2人。あー、私動物かえないわきっと
【トントンの部屋】
tn「…この部屋に4人はきついやろ」
「すみません…」
kn「しゃーないやん」
sha「俺ら静かにしとるから！」
tn「…」
tn「A、あいつらになんか命令出してみてや」
「はい？」
「…犬なら、命令のひとつや2つ聞く…と」
確かにペットに技を教えるのは知ってるが、そういう趣味はない。断って仕事しようとしたが後ろからの黄色い眼差しに耐えきれず
sha「なんかないん」
「特に」
sha「ええから。お手やお座りくらいあるやろ」
「…お手」
sha「ん」
「…」
乗せられた左手
どうしろと
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ﾅｯﾂ(プロフ) - 忙しい年末年始にこんなにも素晴らしい物語を描いてくださらありがとうございます。これからも完結までゆっくり待ってますので頑張ってください！応援してます (12月20日 18時) (
レス) @page50 id: 1ac31f139c (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - ティノさん» ありがとうございます😭 (12月20日 18時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
ティノ(プロフ) - 引き続き、というより引き継ぎ､の方がニュアンス的に合うような…？違っていたら申し訳ない🙇♀️ (12月20日 15時) (レス) @page45 id: e0db77bac3 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 作者も続きが読みたいです。(切実) (12月19日 7時) (レス) @page40 id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
はるぴ(プロフ) - 文章や内容がとっても読みやすいので毎日楽しみに更新を待ってます！主様も、自分のペースでゆるりと更新してくれたら嬉しいです！ ！ (12月7日 23時) (レス) id: babdf0ee1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2023年11月4日 10時
