152話 ページ2
tn「そしたら、Aはし((
tn「!」
「!」
後ろで爆発音とともにコネシマたちの黒いモヤが1層小さくなった。フォトンが攻撃を始めたのだろう。このままだとアイツらが死ぬ。死んでしまう。あかん
gr「……」
Aが入ってきた。おそらく不本意だろう。…フォトンが寄越してきたんだな。小賢しい
確かにこの状況を打開するには、Aが最適解。人間なら跳ね返すことは不可能であり、そのまま球型の薬をなげ割り2人に投与することは出来る。
ただし、その先だ。フォトン、コネシマ達は霧状のものであり高さがある。仮にゾムがAをフォトンより高いところから落としたとして
彼女は10m以上の所から胴体から落下する。
しかもその先はフォトンだ。流石に俺らでもフォトンに触れたら死ぬと言うのに。あいつは
…あいつのことだ。死んでもいいと心から思ってるのだろう。そういう人間だからな。
もういっその事、ここで【死なせてあげる】のも手かもしれない。彼女にとっては幸せだろう
…俺は不幸せだ。
何故、Aを手放さなければならない。
確かに、去るものは追わない主義で生きてきたがあいつは去る場所がない。俺らなしでこの世界は生きていけない
そんな所に去らせる理由はない。
ダメだ。阻止せねば
gr「A、ダメだ。」
gr「…A?」
振り返ると、泣いているゾムを慰めていた。子犬のように抱きつく彼に、背中を撫でながら何かを言っている。
え、トントンもう説得されたの?ざこ?
zm「だめやぁ!死ぬやん!アホなんか!」
zm「俺のこと、1人にしないってゆうたやん」
zm「嘘?あれは嘘なんか」
「1人にしませんよ。大丈夫」
zm「だからって、あそこから飛び降りたら死ぬ、やろ」
「…これは、今考えたものなんですが」
「私が薬を投げた直後、誰か私に向かって爆風を投げてください」
「飛ばされた私を、…そうだね、ゾムさんがキャッチしていただけたら死にませんよ」
zm「爆風で、し「大丈夫です」
「飛ばされるのは、慣れてますから」
zm「…ほ、ほんまに俺がキャッチしたら死なん?」
「えぇ、死にません」
zm「…A、かかかえッたら、その、褒めてや」
zm「いッ、ぱい、構え」
「…わかりました」
zm「…ロボロ」
rbr「…わかった」
rbr「言うとくけど、お前が死んだら後追いするからな。」
「…わかりました」
rbr「…」
A、お前は魔法使いやで
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ナッツ(プロフ) - 忙しい年末年始にこんなにも素晴らしい物語を描いてくださらありがとうございます。これからも完結までゆっくり待ってますので頑張ってください!応援してます (12月20日 18時) (レス) @page50 id: 1ac31f139c (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - ティノさん» ありがとうございます😭 (12月20日 18時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
ティノ(プロフ) - 引き続き、というより引き継ぎ、の方がニュアンス的に合うような…?違っていたら申し訳ない🙇♀️ (12月20日 15時) (レス) @page45 id: e0db77bac3 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 作者も続きが読みたいです。(切実) (12月19日 7時) (レス) @page40 id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
はるぴ(プロフ) - 文章や内容がとっても読みやすいので毎日楽しみに更新を待ってます!主様も、自分のペースでゆるりと更新してくれたら嬉しいです! ! (12月7日 23時) (レス) id: babdf0ee1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619
作成日時:2023年11月4日 10時