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109話 ページ9

ht「あ、終わったー?」
os「終わっためゥ」
「…」

ひとらんさんは、両手一杯に紙袋を持っていた。おそらく聖女様のだろう。あー、私が我慢していたら彼女はもう1着買えたのかな。

ちる「ね!オスマンは何を買ったの?!」
os「ん?俺は、Aの服選んでた。」
ちる「え、なになに?!見たい!」
os「内緒」

A以外に見られたくないねん

本心は隠したまま店を早足で出る。勿論2人も着いてきたけど服は絶対見せなかった。見せたくなかった。俺色のAなんて俺以外見せる必要なんてないやん

ちる「…」

いいな、なんでAちゃんは服を選んで貰えたんだろう。わたし、されなかったよ?…もしかしてそんなにAちゃんってセンスない??



【カフェ】

sha「合流できたな」
ci「何買ったんです?」

ht「俺らはこーゆーのだよ」

カフェで合流したあと各々買ったものを見せ合う。どうしてかオスマンは買ったものを見せないし、Aに関しては自身で買ったものはないらしい。そして口封されているのかオスマンの購入品も教えてくれない。

sha「あ、なぁなぁ。A、これやる」
「え、?」

目の前のパーカーに戸惑う。え、なんで?わざわざ?

sha「サイズは、合うと思う。これさ、俺っぽいからAが来たら俺がそばにいるみたいな感じがしてお守りになったらいいなー、思って…」
sha「…」

ci恥ずかしいこと言ったなお前」

sha「ちょ、あかん、まって」
「…」


途端に顔を赤くし、置かれたいちごのケーキより赤いシャオロンさん。…態々そんな理由があってこんな贅沢なものを買ってくれたのか。

ほんとは、断りたいけど…オスマンさんみたいな表情をさせたくはなかった。ぐっと言葉を飲み込んで

「ありがとうございます、」

と言うと…彼は、犬のように目を輝かせて嬉しそうにケーキを頬張る。たしかに似てるわ。

ちる「…」

私は、ないんだ。

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設定タグ:逆ハー、異世界パロ , wrwrd、d! , 転生   
作品ジャンル:恋愛
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烏丸 - 夢主の過去が……自分で自分を洗脳してたんですね……聖女ちゃんもハッピーエンドになるといいな… (11月4日 18時) (レス) id: 144a6ab78e (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 樹乃さん» 次の4章からヤンデレも注意書きに含めようと思います😊 (11月3日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - Rさん» ありがとうございます!なるべく其方に向けたいですねー…(   ᷇ᵕ ᷆  ) (11月3日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - りすさん» ありがとうございます!そうなんです、悪女ちゃんは性格は悪すぎる訳では無いんです…!気づいていただいてとても嬉しいです😭 (11月3日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
樹乃(プロフ) - やべっ、rbrさんも段々ヤンデレっぽくなってきた(大歓喜)!!! (11月3日 6時) (レス) @page44 id: df66a330f6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619  
作成日時:2023年10月22日 9時

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