144話 ページ44
【食堂】
ut「もう大丈夫なん?」
「私は、大丈夫ですよ」
ut「ほんま?…ならええわ」
ut「お前はほんま危なっかしいやつやな」
ut「ちゃんと周りの大人に手を引いてもらい?」
「…わかりました」
私が子供のように扱われることは釈然としないがたしかに周りの人の言うことを聞いていた方がいい。彼に頭を撫でられたあとぼーとしていると、
syp「Aさん」
「ショッピさん」
「あ、あの。…こないだお貸ししていただいたジャケット、あの時なsyp「これですよ」
「へ、」
syp「これっす。こっそり返してもらいました。」
「そう、だったんですね。…すみませんご足労を」
syp「なら、次はあたたかいのきてください」
「わかりました」
よかった。なんだ、彼がすでに回収していてくれてたんだ。よかった
syp「…」
嘘やけど。ほんまは、フォトンの魔力で対策をしてない俺のジャケットは秒で消えた。だからこれは新品だけどまぁAさんには気づかないやろう。
そういう鈍感なんやから
syp「Aさん、喉の怪我は?」
「あれも、ペ神さんに治していただきました」
syp「ふーん」
syp「…あの、今日ちる「ショッピくん!」
syp「…すみません」
「いえいえ」
ちる「あの…お話があるの!」
syp「…なんすか」
折角、Aさんと話してたのになぁ。
「…」
お昼にのこった半分のお粥も食べ終わる頃、隣にドスンっと気配が座った。見なくてもわかる威厳と威圧に怯みながら、横目で見ると…
gr「…」
「…どうしましたか、」
gr「怪我は大丈夫か」
「大丈夫ですよ、」
gr「喉もか?」
「はい」
gr「起きて自分で自室に戻ったのか」
「?はい」
gr「……」
「?」
何故彼が、そんなに怒ってるのだろうか。…やはり倒れたせいで不利益を被ったから?なら謝らないと
「あの、ごめ」gr「A、お前は怪我人だ。」
gr「魔力があるものですから、完治されてもちゃんとしっかり休むものだぞ」
gr「ちゃんと休め」
「…は、ぇ…」
乱暴に頭を撫でるグルッペンさんは、さっきまでの鬼のような気配はなくて、…心配していることが嫌でもわかってしまうような悲しみと怒りが混ざっているお顔だった。
gr「今日は、俺と寝るんだぞ」
「え、なぜ」
gr「総統命令」
「えぇ…」
gr「楽しみにしてるからな」
立ち上がった彼は、そのまま背中を遠ざけていった。変なの
gr「…」
気に食わない。Aが寝込んでからの俺の心情が気に食わない。生きている女に興味はないはずだ
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烏丸 - 夢主の過去が……自分で自分を洗脳してたんですね……聖女ちゃんもハッピーエンドになるといいな… (11月4日 18時) (レス) id: 144a6ab78e (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 樹乃さん» 次の4章からヤンデレも注意書きに含めようと思います😊 (11月3日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - Rさん» ありがとうございます!なるべく其方に向けたいですねー…( ᷇ᵕ ᷆ ) (11月3日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - りすさん» ありがとうございます!そうなんです、悪女ちゃんは性格は悪すぎる訳では無いんです…!気づいていただいてとても嬉しいです😭 (11月3日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
樹乃(プロフ) - やべっ、rbrさんも段々ヤンデレっぽくなってきた(大歓喜)!!! (11月3日 6時) (レス) @page44 id: df66a330f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619
作成日時:2023年10月22日 9時