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141話 ページ41

sn「やっぱ食欲は戻ってこないか」
「食べます、すみまsn「怪我した口が無理してたべるとまた大変なことになる」

Aから半分ほど残ったお粥を取り上げると、また申し訳なさそうに謝ってきた。…いいのに。お前は自分の体をいたわれや

sn「とりあえず、次こそちゃんと寝ててね?」
「…ねむくsn「酔っぱらいっぽくなる魔力酔いおこしてあげる」
「…自分で寝ます」
sn「はい。」

布団をかぶせてあげると、Aの左腕がもぞもぞ動く。…あの傷達も治したが今は気づいてなさそう。

sn「なに?」
「…少しだけ。…手を握ってくれませんか」
sn「…いいよ、素直な子は大歓迎」

まだ頭はやられてるのだろう。珍しく頼ってくれる姿が嬉しくて彼女の手を握ると弱々しいが返してくれた。

暖かい手、小さいて…この手は俺が守らないと。すぐ冷めて消えそうになる。

sn「A、君が生きててよかったよ」
sn「死んでたら嫌だしね」
sn「…どんな怪我をしても俺が治すから」

sn「…て、寝てるやん」

思った3倍早いAの、眠りに苦笑を漏らす。…最期に言いたかったセリフは彼女が起きている時に話すとしよう。

sn「…」

僕のそばにいて欲しい、てね


───


ちる「いっ、…なんで」
os「早く起きて」
ちる「なんで、たたいたの、私がわるいから?」
os「せや。」

目の前の女から漏れ出す心の汚れが気持ち悪い。私が悪いと言いながら求めている言葉は、擁護する甘いもの。…こういう女は嫌という程見てきた。枢機卿として甘い言葉を掛けてきたけど、…さすがに動かなくなるなら話は別や。

ちる「だよね、私が悪いんだよね、、お腹痛くても頑張ればよかったのに、」
ちる「私なんか、私なんか…」
os「ちがう」

os「腹痛いのを何故言わんかったねん」
os「Aに口封じもしとったよな」

os「…お前は聖女。フォトンを倒す役割がある」
os「それを、妨げる不調は全て報告って言ったやん」

os「次から報告、ええな」
ちる「…わかった、」

私、なんで怒られてるんだろう。…だってお腹痛いの皆にしられたらダメじゃん。それに生理って、恥ずかしいのに、私ばっかなんで怒られるの?それならAちゃんも怒ってよ。そもそも、私は聖女じゃん。みんな気づいてよ

イライラを隠しながら、オスマンと目が合った。…珍しく開かれた深緑の瞳はとても冷たくて、…。

os「俺な。心読めるねん」

と言って部屋を去っていかれた。

ちる「……え、」

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作品ジャンル:恋愛
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烏丸 - 夢主の過去が……自分で自分を洗脳してたんですね……聖女ちゃんもハッピーエンドになるといいな… (11月4日 18時) (レス) id: 144a6ab78e (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 樹乃さん» 次の4章からヤンデレも注意書きに含めようと思います😊 (11月3日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - Rさん» ありがとうございます!なるべく其方に向けたいですねー…(   ᷇ᵕ ᷆  ) (11月3日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - りすさん» ありがとうございます!そうなんです、悪女ちゃんは性格は悪すぎる訳では無いんです…!気づいていただいてとても嬉しいです😭 (11月3日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
樹乃(プロフ) - やべっ、rbrさんも段々ヤンデレっぽくなってきた(大歓喜)!!! (11月3日 6時) (レス) @page44 id: df66a330f6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619  
作成日時:2023年10月22日 9時

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