138話 ページ38
gr「目的は、フォトンではない。コネシマシャオロンの脱却だ。」
gr「フォトンは基本倒さない。倒す場合は俺が命じる」
tn「2人をどうやって助ける」
em「それは、…これなんですが」
エーミールが取り出したのは、頑丈な箱。彼が静かに解錠し重々しい扉をあけると…手のひらサイズほどの特性のボール状の薬が数発入っていた。
コネシマ、シャオロンを治すにはこの薬を彼らの体のどこかに触れさせるしかない。触れてくれたら、一瞬で魔法が発動し彼らを弱体化、元通りにしてくれる。
em「ただ問題が…誰がどうやって彼らにつけますか」
zm「そんなん、俺でええ」
em「違います」
zm「は?」
em「…彼らは今、高圧な魔力の塊です。高圧な魔力は同じ強い魔力を弾く性質をもっています」
zm「やから、?」
tn「強いゾムや、俺らが投げようが打とうが跳ね返されるねん」
tn「それに反発くらって薬が当たったら俺らが弱体してまう」
zm「なら、どうしろと」
状況が呑み込めずイラつきだすゾム。助けたい気持ちを不可燃焼されているのも同然なのだろう。
エーミールは、震える手を抑えながら顔を上げず薬を見つめる。
em「私がいきます。…魔力はそんなにないし」
em「…大丈夫です」
zm「…」
たしかにエーミールには魔力は多くはない。それゆえ幹部にしか任せられないこの仕事の適材なのは確かだ。
zm「死んだら殺すぞ」
em「えぇもう死んでますよ、」
gr「…エミさんが死なないように万全の準備はつくす。」
gr「今から俺らは2日で体力、兵士、準備を全部終わらせろ」
gr「…2日で聖女とAが元に戻るならばの話だが」
os「…」
【聖女の部屋】
ちる「かえりたい、かえりたい……」
os「…」
聖女は目を覚ましてからずっと部屋の布団に引きこもっている。2人が囚われたことか、目を覚ました時にAが血だらけになっていたことか、ショッピがあんたよりAを優先したからか。理由はありすぎるが…こうなってくると困るんやけど
os「…ちる。開けて」
ちる「やだ、かえって、かえって、…」
os「…」
無理やり、扉を開けた。叫び狂うちるをみてとても不快な気持ちになった
756人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
烏丸 - 夢主の過去が……自分で自分を洗脳してたんですね……聖女ちゃんもハッピーエンドになるといいな… (11月4日 18時) (レス) id: 144a6ab78e (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 樹乃さん» 次の4章からヤンデレも注意書きに含めようと思います😊 (11月3日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - Rさん» ありがとうございます!なるべく其方に向けたいですねー…( ᷇ᵕ ᷆ ) (11月3日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - りすさん» ありがとうございます!そうなんです、悪女ちゃんは性格は悪すぎる訳では無いんです…!気づいていただいてとても嬉しいです😭 (11月3日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
樹乃(プロフ) - やべっ、rbrさんも段々ヤンデレっぽくなってきた(大歓喜)!!! (11月3日 6時) (レス) @page44 id: df66a330f6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619
作成日時:2023年10月22日 9時