122話 ページ22
ht「……Aが食べたがらないのはこれだろうな」
恐らく彼女の体質上、糖分の上がり下がりが激しい人なのだろう。…急激に下がると眠ってしまうから嫌なんだろうな。いや、食わんのはダメだけど
ht「…これ、治さないんだ」
みんながヒソヒソ話すものだから、気になっていた…Aの腕の傷。ペ神も治さないってことはある程度諦められているのか、…【策を練っているのか】だな。
Aの部屋のベットに彼女を寝かせる。…冷たく張った頬をなでていると、…首の歯型に気づく。
なんだこれ。
ht「…誰かつけたんだな」
ht「…よし、治った」
少しの魔法を使い歯型…内出血を治した。魔力酔いは起こすだろうが、起きる頃には治ってるはずだよ。
ht「それじゃ、ゆっくり寝てね」
「…」
部屋から出る直前まで彼女の姿を見届ける。…特別可愛いとか、美人ではない。ちるの方がそういう意味では勝っているかもしれない。
だけど俺らは彼女を見過ごせない、見逃せない。
甘い綿菓子の手錠でしばられている気分だ。
【数時間後】
「……頭痛い、」
寝起き早々こんなこと言いたくなかったが、…おかしいな。頭痛が酷い。何かしたっけ。
回らない頭で周りを見渡す。…そういや私何してたっけ。…うーん、
「え、…ゾムさん」
zm「…」
右を見ると、同じ布団で眠られている彼がいた。寒そうに身を丸く腕を私の方まで伸ばしている。布団かけてあげよう。
zm「…A？」
「？…おはようございます、？」
布団をかけた風圧で起きてしまった彼。珍しく翡翠色の瞳がこちらを丸く見つめるものだから不意に心臓がつかれた。
zm「ん、…もうすこし近づけや」
「え、…」
彼の無防備だった腕が背中に回った途端ありえない力で距離が縮んだ。鼻と目の先に彼の胴体がある。…流石にやめた方がいいのに、彼はまた眠る。…
「…いい匂いする」
ゾムさんも香水でも使ってるのかな？…なんて考えているとまた眠くなってきた。いっか眠っても
「…」
zm「…1人に、せんといて」
zm「ずっとそばにおって」
zm「…お前は、俺のもんやろ？…」
眠っている社畜は、目の前の純愛をこじらせた脅威に気づかない
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烏丸 - 夢主の過去が……自分で自分を洗脳してたんですね……聖女ちゃんもハッピーエンドになるといいな… (11月4日 18時) (
レス) id: 144a6ab78e (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 樹乃さん» 次の4章からヤンデレも注意書きに含めようと思います😊 (11月3日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - Rさん» ありがとうございます！なるべく其方に向けたいですねー…( ᷇ᵕ ᷆ ) (11月3日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - りすさん» ありがとうございます！そうなんです、悪女ちゃんは性格は悪すぎる訳では無いんです…！気づいていただいてとても嬉しいです😭 (11月3日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
樹乃(プロフ) - やべっ、rbrさんも段々ヤンデレっぽくなってきた(大歓喜)！！！ (11月3日 6時) (レス) @page44 id: df66a330f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2023年10月22日 9時
