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88話 ページ38

ちる「ッ、あ、……はぁぁ」

震えが止まらない。目の前の魔物は何だったの?最初に出会った可愛いこじゃなかった。油断していたせいなのか、一瞬で目の前の馬車が壊れちゃったの。助けを呼ぼうとした瞬間、ショッピくんが助けてくれたから…なんとかなったけど…

ちる「……フォトン、倒せるのかな…」

途端に現実帯びててきた光景。…私は、この国を脅かす脅威を沈めるんだ、その事実が重たくのしかかった。つらい


【川】

ni「この川は、森を横断するようにあるから、わたらないといかん」
gr「そうか…。しかたない馬は浮かせて俺らは歩こう」

tn「Aと聖女は?」
gr「誰かに、抱き上げてもらえ」


グルッペンの命令のもと、泳ぐ能力がない馬、馬車は兵士全員の魔法で空を舞い向かい側の陸地に降り立った。残った足のある人間たちはゆっくり皮を渡っていく。

はすだった。

ちる「こ、こわいよぉぉ!」

まず聖女が泣き出した。どうやら先程の襲撃が余程響いたらしい。子供のように泣き出して進むことを拒んでいる。あのショッピが抱っこするぞと提案しても止まないものだから…兵士達はウンザリしていた。

「……わ、」

syp「ちょ!Aさん、」

その次に自己犠牲で作られたAさんが、勝手に渡ろうとしだした。理由を聞けば兵士が見てないうちに、だそう。合理主義で無価値感の女だ。

syp「渡れるんすか」
「渡れますよ」
syp「俺が、腕離しても?」

離した瞬間、彼女の背中は後ろの方にいき…捕まえなければきっと流されていただろう。この真反対の女達に幹部はため息をひとつはいた。

syp「Aさん、俺に捕まってください」
「…いえ、大丈syp「は?」
「…」

syp「それでいいんです」

Aさんを合法的に抱きしめる。聖女より細く冷たい体だが、…安心感は絶大だ。しばらく抱き締めたあとゆっくり川を渡ればありがとう、とAさんが笑ってくれた。思わず心臓が高くなる。うるさい

ci「……」

【夜】

「荷台で、寝ちゃダメですか…」
gr「そうだ。オスマンから聞いたがあの空間は冷える。」
gr「凍死させる訳には行かないからな。あいつらと寝てくれ。」
「…わかりました。」

恐らく荷台は使わなくなるから、消すのだろう。だから他のところにいけと。確かにそちらの方が合理的だ。

gr「聖女の部屋には、チーノが行くらしいから他の奴らで頼むぞ」

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作品ジャンル:恋愛
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眼鏡 - 大好きです!(突然の告白)とても面白いです。更新、頑張ってください!応援してます。 (10月17日 9時) (レス) @page43 id: 7037305142 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - 今日も更新ありがとうございます!夢主の心の変化が楽しみです。更新無理のない程度に頑張ってください! (10月16日 19時) (レス) @page43 id: e69af3f6e5 (このIDを非表示/違反報告)
でんじゃらす(プロフ) - コメント失礼します!いつも「聖女ちゃんかわいい報われて欲しいな〜」と楽しく読ませて頂いてます!更新頑張ってください! (10月16日 18時) (レス) id: 815ffd723f (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - shiroさん» ありがとうございます笑 (10月16日 8時) (レス) @page35 id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
shiro(プロフ) - キャラが確立されてて面白いです!最近の楽しみです笑 (10月16日 0時) (レス) @page35 id: 29afbe8bb4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619  
作成日時:2023年10月10日 6時

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