検索窓
今日:30 hit、昨日:335 hit、合計:343,383 hit

81話 ページ31

疑問を口に出そうとする前に、聖女様が先制した。

ちる「えーーー?やっぱ寒いよねぇっ」
ちる「あー、もう少し着込んでくればよかったァ」

「ですね。」

角がたたない返事をしながらシチューを頬張る。布団…持ってくればよかったなぁ。あ、それならテーブルも。…仕事できるのに…

syp「…」

Aさんに、ジャケットを渡そう思ったら…この聖女さんが言うもんだから渡せへん。流石に聖女様よりおまけを優先したら何されるか分からへんしな。ここは敢えて誰にも渡さん。くそ

勿論、聖女の過去も見た。…Aさんの過去とは違ってこいつは無条件の愛しか食べてこなかった。それだけを咀嚼してそれだけを見てきた。Aさんとは全然違う。Aさんみたいに強く逞しく生きてへん。弱く小さな鳥みたいなもんやろお前は。

生憎、そんな手間がかかるの好きやないんでな
すみません

「ご馳走様でした。」

お皿を返していると、まるでアラートのような声が響いた

kn「A、風呂ーーーー」
「え、あ、」

風呂か。え、どんな感じなの、え、まって
傷隠せられるかな。

戸惑いながら、コネシマさんの前に立つ。着替えは荷台にあるから後で取りに行かないと。目の前の彼に目をやると…奥の魔法で作られた石の壁の中から湯気が出ている空間を指さし

kn「風呂。お前らが最後やからゆっくり入ってええ」
「わかりました…、」

ん?

まって

「…お前ら、て?」
恐る恐る聞くと…あぁ、嫌な予感ってこういう事だったんだ。後ろには1式を準備し終わった…オスマンさんがいた。まって泣く。

kn「悪い。…ほんまは、聖女と入る予定やってん」
「ですよね。」

女の子同士だよね?!普通!この世界ってこんなに距離感バグってるの??
顔全面に文句を貼り付けるが……彼はため息を吐き自分も被害者だと言いたげに話を続ける。

kn「…やけど、聖女がな1人ではいるか安心出来るやつと入りたいって言い出して」

そこまではわかる。たしかに1人がいい。無理なら安心できる人とがいい。それは分かるんだ。しかし現に私は彼女と入ってないよ?

kn「…んで、エミさんとトントンが選ばれた」
「…何を考えてるんですか。あ」

思わずでた本音。安心って何の基準を持って言っているのか分からなかったからだ。でも失礼だよな。「発言取り消します」と付け足したが…

kn「だよな。」
あ、賛同貰った。やった。

82話→←80話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (281 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
790人がお気に入り
設定タグ:逆ハー、異世界パロ , wrwrd、d! , 転生   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

眼鏡 - 大好きです!(突然の告白)とても面白いです。更新、頑張ってください!応援してます。 (10月17日 9時) (レス) @page43 id: 7037305142 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - 今日も更新ありがとうございます!夢主の心の変化が楽しみです。更新無理のない程度に頑張ってください! (10月16日 19時) (レス) @page43 id: e69af3f6e5 (このIDを非表示/違反報告)
でんじゃらす(プロフ) - コメント失礼します!いつも「聖女ちゃんかわいい報われて欲しいな〜」と楽しく読ませて頂いてます!更新頑張ってください! (10月16日 18時) (レス) id: 815ffd723f (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - shiroさん» ありがとうございます笑 (10月16日 8時) (レス) @page35 id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
shiro(プロフ) - キャラが確立されてて面白いです!最近の楽しみです笑 (10月16日 0時) (レス) @page35 id: 29afbe8bb4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619  
作成日時:2023年10月10日 6時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。