70話 ページ20
gr「A、ほれ」
「…なぜ、一緒に寝るんでしょうか」
gr「俺がしたいことやから?」
「…なぜ?」
gr「さぁな。」
「…」
諦めてベットの隅に寝転ぶ。そんなことをしても意味はないが…案の定私のかすかな抵抗は彼のあつい抱擁によって泡とかした。
gr「…Aは、丁度いい抱き枕だ」
「…こういうのは恋人としてください」
gr「恋人になってくれるのか?」
「いえ。」
gr「なら、それを言うな」
「……」
彼に撫でられている内に、段々と瞳が重くなってきた。素直にその欲求にしたがって眠りにつく。
gr「…」
強く音がなりそうなほど抱きしめても眠ったAは反応しない。恐らく4時頃に起きてまた仕事を始めるのだろう。
A、今日言っていた彼氏とはなんなんだ。
誰だ?どんな人間なんだ。
仕事人間のAと付き合える人物にとても強く興味がある。どうやってこの頑固を曲げたのか
もしかして、体の関係から始めたとか?
いや、Aはそれされても付き合いはしないだろう。なら、脅しか?仕事出来ない腕にしてやろうかとか…?
gr「お前のことを好きとかではないが、気にはなる。」
そうだ。断じていうがAのことが好きとかではない。強く興味があるだけ
Aをつよく、離せないほど抱きしめながら
俺も眠りに落ちた。
【翌朝】
Aの朝は早い。
「…」
いつも通りに4時に起きた。まだ日も昇っていないこの時間帯は静かで好き。
欠伸をしながら、洗面所にいっていつもの服装に着替える。服装で迷うことはしたくないから似た系統のものにしてもらった。すごくオスマンさんに嫌な顔をされたけど
「よし、」
簡単に身だしなみを整えたら、仕事の開始。
グルッペンさんがおきるまでは、静かに進む。
7時ごろににると彼は、起きる。何も無い空間をパシパシとたたいたあとむくりとおきあがって、私と目が合う。
gr「おはよう、A。」
「おはようございます」
gr「相変わらずだな」
「仕事なので」
なんて1連の会話をしたあと、着替えるために1度彼は部屋に戻る。そりゃそうか。
gr「一緒に着替えてもいいんだぞ」
というセリフは毎回受け流す。恐らく冗談…だと思いたい。
8時くらいになると朝ごはん、といって誰かが来て下さる。私の分は、私で作るというが何故か頷いてくれない。
そんなこんなで、今日はショッピさんがいらっしゃった。
syp「Aさん、行きましょ」
「…わかりました。」
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眼鏡 - 大好きです!(突然の告白)とても面白いです。更新、頑張ってください!応援してます。 (10月17日 9時) (レス) @page43 id: 7037305142 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - 今日も更新ありがとうございます!夢主の心の変化が楽しみです。更新無理のない程度に頑張ってください! (10月16日 19時) (レス) @page43 id: e69af3f6e5 (このIDを非表示/違反報告)
でんじゃらす(プロフ) - コメント失礼します!いつも「聖女ちゃんかわいい報われて欲しいな〜」と楽しく読ませて頂いてます!更新頑張ってください! (10月16日 18時) (レス) id: 815ffd723f (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - shiroさん» ありがとうございます笑 (10月16日 8時) (レス) @page35 id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
shiro(プロフ) - キャラが確立されてて面白いです!最近の楽しみです笑 (10月16日 0時) (レス) @page35 id: 29afbe8bb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619
作成日時:2023年10月10日 6時