たとえ聖女じゃなくても2【d!】

65話 ページ15

聞かずにはいられなかった

em「え、私がAさんを…？！」
em「うーーん、…どうなんやろうなぁ。ほんま、世話しなきゃ死ぬ生物だから心配してるだけかも」
ちる「…いいな」

em「はい？」
ちる「ううん！なんでもなぁい！」
ちる「私！ショッピくんの所にいくから！またね！」

いるのがつらいから、彼の方に行く。
なんでAちゃんの方が評価されてるの？！
私だって頑張ってるのに！これからの遠征で
なのになんでAちゃんばっか！ずるい！

ちる「…」

私も食べなければ、…いいのかなぁ


その頃、総統の部屋では揉め事が起きていた


【グルッペンの部屋】

gr「A。お菓子代が5分の1になってる。なぜ」
「不要だからです」
gr「！！いるんだぞ！皆の菓子代じゃ」
「…お菓子代の詳細をまとめたプリントでございます」

「…しゅーくりーむ、グルッペンさん用」
「しょーとけーき、グルッペンさん用」
「しょこらけーき、グルッペンさん用」
gr「あぁ、もういい」

目の前のAは、いつものお前じゃない。
こんなに俺に冷たく接しないし、お菓子代くれるはずやろ！！

gr「でも、俺は総統であり物理行使が出来るんだからな」
「私に払われる給料全額、予算に通してますが、それでも足らないでしょうか」
gr「え」
「それがこの5分の1です」


「お菓子代なんて、自身の給料から出してください。他の人は食べてないのでしょう？」
「国家の利益に直接的な関係もなく、またこの予算は削減しても死人、悪影響は出ないことから削除しました」


gr「うぐ、…」

Aの言葉にぐうの音も出ず豹変した魔物のように睨むことしかできない。仕方ないこれからは自分の金出だすとして…

gr「この5分の1は、お前の給料なのか？」
「一応。トントンさんにご提示いただいた額をいれています」

gr「…なら、お菓子代は全部消せ。お前の給料を貪ってまで食いたい訳では無い」
「ご協力感謝します。」

gr「お前、仕事になると顔変わるんやな」
「？…仕事なので」

そのまま、談笑もせず立ち去ったA。Aの凄さはこの効率厨によるものだろう。ロボロといい勝負やな

gr「…あと、お得意の自己犠牲」

給料【全額】いれるとか有り得へんやん

【廊下】

「なんとか、話が着いたー…」

確かに、私の給料は全額【予算のどこかに詰め込んである】
別に、お菓子代に全部入れたって言ってないよ

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