【d!】宝物は飼い主に

8話 ページ8

「あの、トントンさん」
tn「ん？なんや？」

「質問、があるんですが」
zm「…」
syp「…」

Aサンは、トントンさんより頭二個分小さいから話すの大変そ

「なんで、私の名前を知っていたんですか」

tn「…あー、内緒」

「なんの、レガシーを持ってますか」

tn「あぁ、これ。」

「…ありがとうございます…これは」

【ねっくれす】というものだった。
錆びているが中心の薔薇の宝石は赤く輝いている

これが彼のレガシー、なのだろう。

tn「それあげる。」

「…ありがとうございます」

これで、3つ目。あと、七人…。

「あの、」

tn「？」

「終わったら、ここに行きませんか」

tn「収容所やん。むり」

「…」

そんなに施設ってダメなところなんだなぁ

tn「なら、Aに質問」

「はい」

tn「施設で、いつも何食ってるん。」

「さっきのレンガです」

syp「、んふww」

吹き出した俺は悪くない。
トントンさんは驚いてほんまなん？って確かめるしゾムさんはうげーって引いとる

tn「…今日初めてここにきたん？」
「はい」

tn「仲間は？」
「迷子になったので」

tn「…ふーん」

tn「あ、そこやで」
「…また、洞窟」

先程と同じような空間だった。入ると、
外より何倍も寒く指が凍ってしまいそうだ。

「…え、」

先程よりも違うのは…床に水が張っていた。
進めば海のように広がっている

「仕方ない」
tn「呼んでくるからちょっとま」

tn「まって、？！」
syp「はぁ？！」
zm「バカやろ！」

靴を脱いだAは、服も脱がず
氷点下を下回る水に飛び降りた。死ぬやん

「…」

いない、いるはずなのに。
早くしないと体温が逃げて死んでしまう。


いや、死んだら万々歳なんだけど
せめて、…あと1人…

？「？！再会が死にかけってシャレならへんよ…」

「！…ｯごほｯ、ｺﾞぼぼ…」

彼と目が合い油断して、息を吐き出した。
酸素はほとんどなくなってしまったのに、
地上まで上がるのには行きと同等の量がいる。

あ、死んだ。

ut「もう、死なせへんから」



tn「大丈夫か！」
zm「何やってるん…！」
syp「大先生。Aサンは」

ut「ほら、大丈夫やって」
「大丈夫です、ごほｯ」

tn「ほら、火用意したから！」

「ありがとうございます…」

担がれたまま、火の前に鎮座する。
炎を抱きしめようとしたら、4人から怒られた。
何でだろう

tn「…」

ギムキョウイク、されてへん？…

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