38話 ページ38
その頃どこかで
？「施設長」
？「何だ」
冷たい廊下の奥、
限られた人物だけ許される施設長の部屋。
中には、『正しい歴史』の本、レガシーが
集められていて下っ端には見せられない。
私たちの記憶倉庫だ。
？「第××班の9割の死亡が確認されました。」
？「残りの1割は」
私は目をそらしてしまった。
喉を鳴らし、少し息を整える
施設長は、とても冷酷な方だ。1つの
失敗も許されない。そして、失敗するような
邪魔ものは要らない。
？「…ムノウだけです。」
私達も目を疑った。何故かどこにもムノウの
アイテムがない。熊に食われても落ちてるのに。
結果、死んだ確認もできないムノウだけ
『生きてる』。
？「…だろうな。」
？「？…といいます、と…？」
施設長は、尋ねた瞬間
誰かが乗り移ったかのように
狂って笑いだした。
悪魔のような高笑いが響く。
？「お前は気づいてなかったのか！！」
？「ムノウは、俺らにとって希望でもあり」
？「危険分子」
？「あいつは、俺らが畏怖すべき」
？「『A』の生まれ変わりに違いない」
？「それなのにムノウが生きてるだと？！」
？「アイツの魔力が復活したら厄介だ。俺らを潰す」
？「しかし、ムノウは非戦闘用のものしか…」
？「…魔力が回復したら、と言った。貴様は話を聞いていないのか！」
？「ｯ！ごめんなさ、い、!!」
？「…まぁ、よい。幸運にも彼奴は私を信じてるアホだからな。いずれ帰ってくるぞ」
？「…下のものに、報告しときます…」
？「あぁ」
？「…」
仲間に会いたくて、背中を向けた瞬間
？「え」
小さな鉄球が俺の体を突き破る音が鈍く響いた。
心臓のあたりから血が止めなく溢れ、足が崩れる
原因に聞く前に、意識がなくなり
持ってきた報告書も血で読めなくなっていった。
？「…」
───
？
「私を、綺麗に殺してくれるんですか…」
？「あぁ、約束しよう。レガシーを集めたらな」
「…頑張ります」
───
？「あははｯ、なわけないのにな」
お前を殺したら、『グルッペン』は
死んでしまうだろ
アイツらから魔力と記憶を取り出すのに
そんなアホするもんか
『丁度いい脅し道具』として
お前には生きてもらうぞ
目の前で喋っていた有機物を踏み潰す。
血で汚れたな。後で掃除させないと
ふふ、
…A、
？「早く帰っておいで」
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クリス - コメント失礼します!半日かけて読みましたがとても面白かったです!こういった話は好きなので無理せず投稿できることを祈ります。僕は何年だってこの作品の更新を待ってやるんだから!!!!!!（口調がとうとうどっかいった模様） (4月5日 13時) (
レス) @page50 id: 38b1bcc161 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - miyaanaさん» 今更気づきました…すみません…！私は今はやっていないです😢。いつかしたいなとは思いますが…… (3月3日 6時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
miyaana(プロフ) - コメント失礼します..！質問なのですがあちき様ってTwitter(X)などやっていらっしゃいますかね...？やっていたらフォローさせていただきたくてコメントさせていただきました。迷惑だったらすみません 応援してます！大好きです！！！ (12月11日 23時) (レス) id: dd83a370ce (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん（旧もこ）(プロフ) - コメント失礼します！私実シ兄者様全員推しなのと逆ハー大好物なので嬉しいです！出来たら全員に恋愛的に愛されたいです。無理ならすみません。更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (12月4日 20時) (レス) @page5 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 絶対2章までの短編って決めてるんだ…() (11月26日 22時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2023年11月19日 11時
