36話 ページ36
gr「A、今から死ぬつもりだろ」
gr「…世界を壊した奴らを巻き添えに」
『…』
gr「お前が生まれ変わり、鼓動を始めたら俺も起きる」
gr「自我が芽生える前に、彼奴らの意識を回復させ」
gr「…貴方を守る」
gr「その為に、トリガーは心臓にしてくれ」
『…大変だよ。『身体の1部』を共有することは』
gr「既に血を交わした仲だろ」
『…わかった』
gr「A、愛してる」
『…私もだよ』
Aの長い呪文を唱え終わると、
足が立てなくなった。
Aの心臓が弱っているからだ
この鼓動は、…自然に死んでいくだろう
いつものおまじないが俺に唱えられる
泣かないでくれ。また会えるんだ
待ってるぞ
───
数世紀たって、自分は暗闇の中にいた。
頭が回らなくてもAが生まれ変わったことだけは、
わかった。
だからあいつらを起こして、結界をはりめぐらす
その日まで
───
gr「…てわけだ」
「……」
グルッペンとAさんは身体を共有してる
だから私は生まれ変わり
「…ねぇ、グルッペン」
gr「…なんだ」
「…もし、わたしは生まれ変わったAさんならどうやって記憶を取り戻せる？」
「…魔力もないんだよ」
ムノウなんだよ。
gr「…記憶を取り戻すには…同じくらいの衝撃を与えるのがいい」
gr「ただな、俺はお前に幸せになって欲しいんだぞ」
「…？」
gr「綺麗な死を遂行してほしい」
そういう彼は、天使だった。白い羽で
私を包むような言葉
「…貴方も死ぬんじゃないの？」
gr「また眠るだけだ。Aが再び生まれ変わったら起きる」
「……」
私の頭を撫でるグルッペン。
そんな事思ってないのに、必死に耐えてる。
細い喉で飲みこんで、頬を無理やりあげて
私の願いを受け入れようとしている
「…次、生まれ変わったら今度こそ記憶があって魔力もある前のAさんになるよ」
gr「ふふ、期待してるぞ」
gr「…」
Aは、目の膜を崩壊させ俺に抱きついた。
子供のように強く腕をしめ、呼吸を圧迫させる。
その姿ですらよく似ていて、きっと彼女は
記憶を戻せば元に戻ってくれるだろう。
gr「A、起きよう。あいつらも待ってる」
gr「私から説明しとくから、Aはレガシーを全員分あつめて施設に帰れ」
「…」
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クリス - コメント失礼します!半日かけて読みましたがとても面白かったです!こういった話は好きなので無理せず投稿できることを祈ります。僕は何年だってこの作品の更新を待ってやるんだから!!!!!!（口調がとうとうどっかいった模様） (4月5日 13時) (
レス) @page50 id: 38b1bcc161 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - miyaanaさん» 今更気づきました…すみません…！私は今はやっていないです😢。いつかしたいなとは思いますが…… (3月3日 6時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
miyaana(プロフ) - コメント失礼します..！質問なのですがあちき様ってTwitter(X)などやっていらっしゃいますかね...？やっていたらフォローさせていただきたくてコメントさせていただきました。迷惑だったらすみません 応援してます！大好きです！！！ (12月11日 23時) (レス) id: dd83a370ce (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん（旧もこ）(プロフ) - コメント失礼します！私実シ兄者様全員推しなのと逆ハー大好物なので嬉しいです！出来たら全員に恋愛的に愛されたいです。無理ならすみません。更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (12月4日 20時) (レス) @page5 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 絶対2章までの短編って決めてるんだ…() (11月26日 22時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2023年11月19日 11時
