25話 ページ25
「ちーのさん」
ci「お前誰や！！」
ci「なんでや！Aはどこや！」
「いｯ、た」
弾き飛ばされ木の幹にぶつかる。
数秒の目眩の後、彼を見ると
子供のように泣いていた
ci「なんでや、…Aは、どこや！」
ci「俺信じひんから！死んだとか、絶対！」
ci「どこやぁ…どこなんやぁ…」
ci「嫌だ。Aは生きてる、ちがう…！」
「…」
A。彼女の名前。私の名前
チーノさんは、その人が失った事を受け入れられず酷い妄想と現実のフラッシュバックに苦しんでいた。
彼らとの部分的な記憶と重なる。
『記憶が無い』、『まだ我慢』、『あいつは死んだ』
…私は誰なんだろうか。
彼らにとって大事な人に姿が似てるのかな
黒さん、何か知らないのかな。
私、ただの探掘者なのに…
「…それよりも、」
今は、チーノさんを何とかしないと。
夜は魔物が目を覚ます。私だけなら兎も角
チーノさんがやられたら大変。
「…使えるかな」
息を深く整えて立ち上がる。彼に腕を向けて、
一息置いたあと、呪文を唱えた。
1度授業でならった、『レガシー用の魔法』
攻撃魔法じゃないが、今まで使ったことがなかった
「×××××××××」
ci「？！」
あいつが発した言葉は懐かしかった。
よく『A』と寝る前に聞かせてくれた。
俺らにとっての魔法の言葉
『チーノ、私はダメかもしれない。でも、』
『チーノに生きて欲しい』
『…こんなボロボロになっても、愛してくれてありがとう』
『またいつか、会おうね』
『姿は変わっちゃうけど、この言葉を言うから』
『それで気づいてね』
───
「チーノさん！チーノさん！」
ci「……ん、」
チーノさんが目を覚ました。けど体調や、気分を
尋ねても返事はしてくれない。
ただ私の目を見つめるだけ
ci「…あんた、名前なんて言うんですか」
「…Aです」
ci「…そう、かぁ…」
蹲るチーノさん。まだ記憶があやふや…？
ci「…そういうことですかぁ…」
A。あんた酷いことするんですね。
僕は姿変わっても良かったよ
なんで、…姿の代わりに
『記憶』を失っちゃったんですか。
1番大事やろ…
ci「…なんでもない。すみませんね慌てちゃって」
ci「僕、チーノと申します。」
ci「…初めまして、やな」
「…初めまして」
ci「これから仲良くしていきましょ！」
「…わかりました」
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クリス - コメント失礼します!半日かけて読みましたがとても面白かったです!こういった話は好きなので無理せず投稿できることを祈ります。僕は何年だってこの作品の更新を待ってやるんだから!!!!!!（口調がとうとうどっかいった模様） (4月5日 13時) (
レス) @page50 id: 38b1bcc161 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - miyaanaさん» 今更気づきました…すみません…！私は今はやっていないです😢。いつかしたいなとは思いますが…… (3月3日 6時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
miyaana(プロフ) - コメント失礼します..！質問なのですがあちき様ってTwitter(X)などやっていらっしゃいますかね...？やっていたらフォローさせていただきたくてコメントさせていただきました。迷惑だったらすみません 応援してます！大好きです！！！ (12月11日 23時) (レス) id: dd83a370ce (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん（旧もこ）(プロフ) - コメント失礼します！私実シ兄者様全員推しなのと逆ハー大好物なので嬉しいです！出来たら全員に恋愛的に愛されたいです。無理ならすみません。更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (12月4日 20時) (レス) @page5 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 絶対2章までの短編って決めてるんだ…() (11月26日 22時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2023年11月19日 11時
