24話 ページ24
昼すぎ
ci「はい、あーん」
「…あーん」
お昼ご飯は、トントンさんのてりやきサンドイッチ
真ん中に黄金の如く輝くてりやきにぱんが
抱きしめてる。美味しい
…美味しいはずなのに、怖くて味がわからない
syp「チーノ。Aサン嫌がってる。離せ」
ci「嫌がってへんよ、なぁ?A」
「…ら、いじょうぶです」
チーノさんが勘違いしている人は、
自分で食べれなかったらしい
彼は、自分の食事を忘れて一口ずつ
親鳥のように食べさせてくれる
自由に使える両手を抱きしめながら
彼のメガネの奥が変化しないように従うご飯は、
味なんてわかんなかった
怖い
ut「…」
A、明らかに怖がってるやん。やけど
チーノはしんぺいさんのところに行くまで…
沈黙が広がる昼ごはん。彼らは、手を差し出すが
チーノに触れる前に力を無に帰した
ほんまは、皆も認めたくなかった。
───『A』が、死んだこと
───
夕方
os「おらんなぁー…」
tn「魔力的には、この辺におるはず」
太陽が山の斜面に隠れていくまで、
2人を探したがみつかることはなかった。
魔力的にはこの茂みの中にあるはずなのに
今夜は氷点下まで下がる。Aの
体調も考えてこの辺りで休むべきか
コネシマを呼ぼうと振り返った時、Aを
抱えたチーノが何処かにはしっていった。
走っていった
tn「!」
zm「待てや!!」
男たちの叫び声が木霊する。散々捜索していた
俺らとは異なり、Aをだっこしてただけの
チーノはまた走る気力があった
サメの速さも油断で引きん。早くAを守らんと
『ご主人』を守らんと、
「……」
ci「よかった。Aが寝てて」
突然眠り出すもん。ビックリしたわ
やけど、やっと邪魔なあいつらのいない
場所に行ける
Aが死んだなんて、嘘つく奴らから離れられる
嘘やん。Aは今ここで生きとる。
呼吸して
服を着て
俺の腕の中で眠ってる
なのに、なんであいつら酷いこと言うねん
…
『チーノ、私は大丈夫だから。』
ci「Aは死んでるって虐められてたやん」
『チーノ、ご飯いらない…』
ci「それさっき言ってや」
『チーノ、1人にして』
ci「なんでや。俺を1人にしたいんか」
あれ、俺今誰と喋ってるんや。
Aは、今
寝てるやろ
頭に落雷の痛みが走る。
1人になったことで自覚してしまう孤独が
いたい
「……?」
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クリス - コメント失礼します!半日かけて読みましたがとても面白かったです!こういった話は好きなので無理せず投稿できることを祈ります。僕は何年だってこの作品の更新を待ってやるんだから!!!!!!(口調がとうとうどっかいった模様) (4月5日 13時) (レス) @page50 id: 38b1bcc161 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - miyaanaさん» 今更気づきました…すみません…!私は今はやっていないです😢。いつかしたいなとは思いますが…… (3月3日 6時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
miyaana(プロフ) - コメント失礼します..!質問なのですがあちき様ってTwitter(X)などやっていらっしゃいますかね...?やっていたらフォローさせていただきたくてコメントさせていただきました。迷惑だったらすみません 応援してます!大好きです!!! (12月11日 23時) (レス) id: dd83a370ce (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん(旧もこ)(プロフ) - コメント失礼します!私実シ兄者様全員推しなのと逆ハー大好物なので嬉しいです!出来たら全員に恋愛的に愛されたいです。無理ならすみません。更新頑張ってください!楽しみにしてます! (12月4日 20時) (レス) @page5 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 絶対2章までの短編って決めてるんだ…() (11月26日 22時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619
作成日時:2023年11月19日 11時