【d!】宝物は飼い主に

15話 ページ15

「魔法」

忘れていたオスマンさん。
反対の手で魔法をかけると、

後ろの方に女の子がたっていた。

綺麗な茶色の髪の毛。
緑色の鬱さんと似ている服装も似合ってる

os「A、二度とこんなことしないで」
「…」

彼女も怒るんだ。そんなに、ダメな行為なの…？

os「トントン。俺が治すから」

os「んーー、めぅー…」
「！」

彼の手が包帯に触れると痛みがなくなった
魔法かなにか？

os「治ったわけゃないんやけど、浄化したからマシやと思う」
「ありがとうございます」

よし探検に出られる。立ち上がると
彼女が私を抱きしめた

あれ、この人

「…男性、？」
os「女やと思ってたん」
「…」

os「治るまで待って」
「…治りますよ、そのうち」
os「あかん、ぺしんおらんのに悪化されたらたまらん」

「…ぺしん、」

考える前に彼からの甘い匂いに意識が薄れていく。
声を出す前に、力が入らなくなり最後に見たのは彼の泣いた細い目だった

───
？？

？「なんでまたする」
「仕方ない」
？「死ねないのに？」
「皆さん戸惑ってた。だから、経験がある人が前に出る」
「当たり前でしょ？」

？「…その傷は治してやる。だが」
？「次その行為を行ったら、何するか知らんぞ」

「殺すのは大歓迎だよ」


───
Aの部屋inオスマン


暖かいナニカ
とてももふもふだから頭をこすり付けた。ふんわりと甘い匂いがして気持ちいい

もっと暖かくなりたくて抱きしめる

あれ、頬を誰かにたたかれた。痛い

今度は引っ張ってきた。痛いんだけど

ねぇ、私には傷作るなっていうのに

ずるいなぁ


tn「…恥ずかしいんやけど」

1番体温が高い理由でAの隣

撫でてくるわ、キスするわ

傷を負った人間とは思えない行為

俺、DTやからな

「んん、…？おはようございます」

へにゃ、っと笑うA
赤面した俺

あかんやんこんなの
可愛すぎるって


tn「A、傷は」
「…あれ、治ってる」
tn「！…よか、った」

包帯を解くと、最初からなかったのように
綺麗な腕があった。他の傷も消えてる。

え、なんで

「…」

黒さんが治してくれたんだな。今度お礼しよう

tn「え、なんでそんな治るん。跡も残らず…」
「……」

「友人が、治してくれたんだと思います」
tn「お前、友人いんの…？」
「失礼ですね」

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