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156話 ページ10

【翌朝】
【研究室】

「…ん、?」

目が覚めると、体がとても重い。
…誰か乗ってるのかと振り返ったがまだ誰もおらず
ただ、振り返った瞬間針のような頭痛が響いた。

「?…なんでだろ」

理由が思いつかず、なぜか高い体温に戸惑いながら
仕事を続けると数分後に後輩?らしい人が来た、

その人は、私の顔を見るなり顔を青ざめていくもんで慌てて救急箱から体温計を取り出す。

?「はかってください」
「、?…」

言われた通りに、脇に挟んでしばらくまつ。
そういや関節も何だか痛いな。

ここまできて、やっと浮かんできた最悪の
結果を予想しながらぴぴぴっと無常に
響いた体温計の数字を見る

?「何度ですか」
「…平気です」
?「みせてください、……A先輩。」

?「38度は平気じゃないです。休んでください」


あの後、なんども平気だと言ったが
移されたら困るからと出勤停止を3日間ほど
くらってしまった。期限に余裕がある仕事を
できるだけ持って帰ったから仕事には困らないけど


?「彼らの世話は私たちがするので大丈夫です!」

だと。また不味いもの食べさせるのかな。嫌だな

「…」

社宅まで帰る道のみが辛く重たい。風邪なんて引かなければ彼らは美味しいものが食べられるのに



?「博士!なんでしょうか?」

Aさんを返して、数分後我々の尊敬すべき博士が部屋にいらっしゃった。声をかけさせていただくとその低い声がこちらに向いて

?「おはよう。Aくんはお休みなのかな
あぁ、彼らの世話はしなくていいからね。」
?「何故でしょうか…?」
?「彼らは、もうご飯を食べなくても生きていける完全生命体に近づきつつあるんだ。」
?「今、グルッペンくんとペ神くんをしているがそれが終われば完璧な生命へと近づくだよ」

?「わかりました!」

よくわかんないけど、博士が言うならそれが
ただしいや!と世話をするのはやめて書類にとりかかる。あぁ、博士とお話できた。光栄だ

?「…」

やっぱ、雨の日に外に出させて正解だったな

【社宅、Aの部屋】

「うぅ、…、」

部屋に戻り、仕事をしようとした途端耐え難い頭痛に襲われ床に倒れ込んでいる始末。
ものはぼやけて見えないし、ボーンボーンと
遠くから聞こえる気がする。これ、死ぬのかな

「…」

クラクラとしてきた、その刹那
自分の体が砂のように消えていく感覚
久しいそれに、抗う間もなく視界が回転

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miyutnk0915(プロフ) - めっちゃ面白いです!更新楽しみにしてます! (4月24日 20時) (レス) id: afb4105720 (このIDを非表示/違反報告)
りっか - お話面白かったです!めちゃめちゃ設定も好きなのでずっと続いて欲しいくらいです!更新 あちきさんの無理の内容に頑張ってください!楽しみにしてます! (3月9日 13時) (レス) @page37 id: a3e02422b8 (このIDを非表示/違反報告)
リア - 面白すぎます、!!!!更新頑張ってください、!!応援してます!! (1月21日 0時) (レス) @page37 id: 597af49ddb (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - コメント失礼します!あまりの面白さにイッキ見してしまいました!w(ちなみに徹夜でw)更新楽しみにしていますが、お身体に気をつけて自分のペースで頑張ってください!応援してます!✨ (11月28日 15時) (レス) @page37 id: a48362ff22 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 1さん» ありがとうございます✩.*˚ (10月1日 20時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619  
作成日時:2023年9月2日 19時

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