【d！】世界で貴方だけ4

179話 ページ34

ci「…」

Aさんの匂いに包まれてる
安心するわ…
Aさんが、俺の腕の中にいて
Aの視界には俺しか写ってへん。

もう一段階強く抱きしめると、やっと
Aさんの苦しそうな声が聞こえた。
「強いです、」と胸を押されながら言う彼女に
多幸感を覚える。

このまま、離れたくない。
また、あの怖いところに行きたない。
ずっと彼女に守ってて欲しい。

久しぶりに襲ってきた深い睡魔に従って
ゆっくりと目を閉じる。意思がおぼろげになる中
彼女の優しい手の動きがただ心地よかった

ci「……」
「…ねちゃっ、た？」

数分後拘束が弱くなったような気がして
見てみると……子供のような安心しきった顔で
眠っておられた。メガネをサイドテーブルに
置いて倒れない内に、布団の上に寝かせておく。

身長の割には体が軽くて…実験の副作用とでも
言いたいのだろうか。
そういや、彼らの背中はあまり柔らかくない。
ちゃんと食べてると思うが…それほど体力を
使うものと再認識せられる。布団をかけて
頬を撫でれば彼は、擽ったそうにへへっと
微笑み、不意に心を打たれた。

「……」

私が、代わりにならないのかな。
そしたら、彼らは楽になると思うの

「私が、…身代わりになったら」

いいのに。と1人呟いた。

？「…みゃぁ…」


syp「…そんなん、許さんわ」



───

ズレてきたから、書き直そうか消そうかどうしようか

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