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178話 ページ33

「相変わらず、君はよく食べるねぇ」

キャットフードをもりもり食べるぴー太郎の
頭は柔らかい。
…猫なら、病院とかに1度行くべきだろうか。
注射とか…健康状態とか確認するべきなのかな。

「わかんないや」

博士からもらった栄養補助食品のカロリーメ○トを
貪る。あれ、こんな味だったっけ。?

「……なんか、苦い。」

味変わったのかなー、と特に気にせず食べ続けた。
だって個包装だもん。【何かを入れること】なんて無理でしょう

「…」

ci「Aさん」
「?チーノさん、…」
「…あまり、部屋に来ないで欲しいんですが」

観察者と研究対象ですし、と前置きを奥が
そこだけ無視され「よく食べる猫やな〜」と

ci「あ、分身はグルッペンさんにお願いしたんで!」
「…そうですか。」

ci「仕事しないんですか?」
「もう持って帰れた分は終えてしまったので」
ci「なら、今日は休むん?」
「そうですね。」

ci「…」

「…?、今日は特に何も無いので…ここにいてもつまらないと思いますよ」

逃げられたらたら困るから部屋にいてほしい
という本音を持ちあわせながら、彼になんとなく
提案する。

…何処か暗い表情をしていることに気づいた。
いつもの高い身長は丸まってしまいメガネの奥の瞳も何処か違うところを見つめている。

「どうか、されました?」
ci「いえ、やっぱなんでもないわ」

途端にニコッと口角を上げては手を振って
「やっぱ帰ろっかな〜〜」と呟きだした。
その姿は、何かを隠している時のであり
…帰りたくないことの暗示だ

「…どうして、帰りたくないんですか?」
ci「ッ……」
ci「Aさん」
「?」

目の前にいきなり現れて彼が私を抱きしめる。
慣れた行為だけど戸惑いはする。
とりあえず背中に手を回すと痛いくらい
抱きしめられてしまった。

ci「今日、泊まってもいいですか」
「…あくまで、観察者、と…」
ci「お願い」

「……」

子供のように抱きしめる彼に、正論なんて
ぶつけれず、数秒後には首を縦に振っていた。
それが演技なのかもしれないが…疑うにはあまりにも
背中が小さかった。

ci「…Aさんでいっぱいやわ…」
「そうですか…」

かれこれ数分話してもらえてない。少し困るな…

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miyutnk0915(プロフ) - めっちゃ面白いです!更新楽しみにしてます! (4月24日 20時) (レス) id: afb4105720 (このIDを非表示/違反報告)
りっか - お話面白かったです!めちゃめちゃ設定も好きなのでずっと続いて欲しいくらいです!更新 あちきさんの無理の内容に頑張ってください!楽しみにしてます! (3月9日 13時) (レス) @page37 id: a3e02422b8 (このIDを非表示/違反報告)
リア - 面白すぎます、!!!!更新頑張ってください、!!応援してます!! (1月21日 0時) (レス) @page37 id: 597af49ddb (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - コメント失礼します!あまりの面白さにイッキ見してしまいました!w(ちなみに徹夜でw)更新楽しみにしていますが、お身体に気をつけて自分のペースで頑張ってください!応援してます!✨ (11月28日 15時) (レス) @page37 id: a48362ff22 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 1さん» ありがとうございます✩.*˚ (10月1日 20時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619  
作成日時:2023年9月2日 19時

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