175話 ページ30
【お風呂場】
gr「…なんで、俺は」
Aを襲ったのか。…わからない
博士にその日最後の実験を受けたあとから
記憶が曖昧だ。きっとその時のものだろう
…バケモノを増やす、力、か。
gr「…Aの血を吸った瞬間、意識は戻ったが」
あのままだとアイツをバケモノにしていた。
それをしていたのが、体が教えてくる
はやくバケモノにさせろ、と叫んでくる
思い切って、ここで…
自分の首に手で力を込めた瞬間
1番来て欲しくない主が、乱暴に来てしまった
珍しく目を見開いて肩で息をしている彼女に
ゆっくりと振り返る
「グルッペンさん！」
gr「…A…」
「怪我してませんか、？体調は、どうですか、」
慌てて、俺に駆けより心配の眼差しをむけてくる
自分がされたことにも気づかないのか、
俺が血をすった形跡がのこっている傷だらけの
腕も丸見えだ。
…耐えれなくなり移した視界
gr「A、俺はお前をバケモノにしようとしたんだ。」
gr「それをわかって、…こんなことをしてるのか？」
「…」
gr「…」
いっそAに嫌われてしまえばいい。
怖がられて、前の観察者みたいに怯えればいい。
「わかってしてます」
gr「…なぜ」
「観察者なので、仮に貴方に殺されることはおかしい事ではありませんし…」
「今のグルッペンさんは、…実験によって少し自分を抑えれなくなってるからであって」
「いつものグルッペンさんは、そんなことしない…と勝手ながら思っています」
gr「…」
Aは、俺を信じていないと思っていた。
観察者と研究対象だから、俺に殺される
って怯えていると思い込んでいたが
目の前のAは俺を信じていた。
いつもの俺を信じている
gr「…そうか、」
若干涙を含んだ返事をすると、「痛いところがあるんですか？、」
鈴のような声で尋ねるA
お前のことを思う気持ちが、破裂しそうで苦しいんだぞ
gr「大丈夫だ。…しかし、問題が出てきた。」
「？」
gr「俺は、人の血を吸わなければならないらしい」
gr「研究所の人間から吸うにしても…リスクが大きいしな」
バレたらAが、逃がした。ということになる
それは避けたい。
「…なら、私のを吸いますか？…美味しいとは思いませんが」
gr「……すまん」
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miyutnk0915(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新楽しみにしてます！ (4月24日 20時) (
レス) id: afb4105720 (このIDを非表示/違反報告)
りっか - お話面白かったです！めちゃめちゃ設定も好きなのでずっと続いて欲しいくらいです！更新 あちきさんの無理の内容に頑張ってください！楽しみにしてます！ (3月9日 13時) (レス) @page37 id: a3e02422b8 (このIDを非表示/違反報告)
リア - 面白すぎます、！！！！更新頑張ってください、！！応援してます！！ (1月21日 0時) (レス) @page37 id: 597af49ddb (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - コメント失礼します！あまりの面白さにイッキ見してしまいました！w(ちなみに徹夜でw)更新楽しみにしていますが、お身体に気をつけて自分のペースで頑張ってください！応援してます！✨ (11月28日 15時) (レス) @page37 id: a48362ff22 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 1さん» ありがとうございます✩.*˚ (10月1日 20時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2023年9月2日 19時
