検索窓
今日:19 hit、昨日:83 hit、合計:35,865 hit

149話 ページ3

【道路】

「…えっ、と研究所からは…このバスかな」

路線図を確認し、頭の中にメモをする。
今日は晴れるらしいから
所持品はお財布、携帯、封筒だけ

久しぶりに歩く道路は思ったよりも暑く
首に這う汗の感覚が気持ち悪い


しばらく歩けば人通りも増えてきて、高めの
建物も見えてきた。…所謂都会だ。
都会の電子掲示板には新しいファッションや
ものなどが映し出されている。
それが【今まで】の当たり前だ。
ビルでかくれて日陰になった所を歩いた時に
何となく、顔を上げた。

影になり、電子提示版は光をます

その瞬間、今まであつい汗が…一気に冷え
目がくらんだ。

《新技術・何も無い空間から作り出す!》
《テレポート可能な小型アイテム》
《ペットはカスタマイズで作り出す時代》

「なに、これ…」

唖然とする。しかしそんなおかしい人は
私以外いないらしく歩いてる人はそれに
気にしちゃいない。寧ろ白衣をきている私を
ちらちらみている

「!」

その瞬間流れたきた顔はみおぼえがあった。
数時間前私にこれを頼んだあの人が…インタビュー
にでている。

《?「これは、次世代の技術です。是非地球の皆様に使っていただきたい。」》
《?「えぇ。制作にはかなりの年月を要しました。え?もちろん」》

《?「安全な方法で、地道に続けましたよ」》
「…安全、?」

何が安全な方法?…、彼らをあんなめにしたのに

ふつふつと湧き上がる確かな怒りに封筒を
ぐしゃぐしゃにしてしまいそうになる。
ぐっと堪えて、バス停まであるき
まった。

「あ、来た。」

目的のバスに乗り込み、席に座る。…
このまま駅まで乗ってそこから電車で移動すれば
作く。
しばらく時間がかかるだろうから椅子に座った。

ドアの閉まる音がうるさく響く。目を瞑り
軽めの睡眠を取ろうとした瞬間

ドアの開く音がたくましく響いた。

「は」

動揺する私をよそ目にほかの乗客さんが
次々と降りていく。あわてて賃金を払って
降りたが

「…なん、で」

私は一瞬で寝たのか?…いや、時計をみると
時間は1分をも経ってない

…ゾムさんのテレポート能力に近いそれに
嫌な予感が走る。もしかして

「…この世界って、彼らの能力が浸透してる、の?」

博士、貴方は何がしたいの…って聞きましたが
…これがしたかったの?


「あ、…駅に、いかなきゃ」

偏頭痛のようにこめかみが痛い。

150話→←148話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (130 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
514人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

miyutnk0915(プロフ) - めっちゃ面白いです!更新楽しみにしてます! (4月24日 20時) (レス) id: afb4105720 (このIDを非表示/違反報告)
りっか - お話面白かったです!めちゃめちゃ設定も好きなのでずっと続いて欲しいくらいです!更新 あちきさんの無理の内容に頑張ってください!楽しみにしてます! (3月9日 13時) (レス) @page37 id: a3e02422b8 (このIDを非表示/違反報告)
リア - 面白すぎます、!!!!更新頑張ってください、!!応援してます!! (1月21日 0時) (レス) @page37 id: 597af49ddb (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - コメント失礼します!あまりの面白さにイッキ見してしまいました!w(ちなみに徹夜でw)更新楽しみにしていますが、お身体に気をつけて自分のペースで頑張ってください!応援してます!✨ (11月28日 15時) (レス) @page37 id: a48362ff22 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 1さん» ありがとうございます✩.*˚ (10月1日 20時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619  
作成日時:2023年9月2日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。