174話 ページ25
※服装の描写ありあり
syp「Aさんのこと、知りたくて」
syp「俺の部屋に連れてきちゃいました」
Aさんは、俺の腕の中で
ビクビク震えてて愛くるしい。
既に膜が貼ってある瞳には今、
俺しか移ってないんやろうなぁ
ただ、俺が想像していた子供じゃない。
子供特有のふくよかな肉はついてないし
表面に怪我が浮き出過ぎている。
それに、無能ってさっき…
syp「Aさん、俺らはお友達ですよ」
syp「なんでも話してくださいね」
A。
俺が救ってあげますね
「…」
syp「とりあえず…あ、そうや」
syp「どこか遊びに行きません？」
「え、？…遊びっ、て…」
syp「そーですね。…」
syp「Aさんは、どんなところが好きですか？」
「ない、です」
syp「…」
分かりきってた質問だけど
それが胸に刺さる
子供らしくない
「ｯ、なくて、ごめんなsyp「簡単に謝ると言葉の価値が下がりますよ」
「？ｯ、…」
syp「…んー、なら」
syp「大きなお店にいきましよう」
「…わかり、ました」
syp「…とりあえず、その服やとあれやしな…」
あの人たち何も言わなかったけど
Aさんの服装自体は収縮してないから
かなりはだけとるというか…
大人用やしなぁ…
syp「な！なら、これきません？！」
「ひぇ、」
この、人
こわい
【街】
「……あの、ショッピ、さん」
syp「！はい、？」
「…これ、恥ずかしいです」
フワフワのフリルで
甘いむらさきのワンピース
むらさき色のローファーに、
リボンが巻いている
白いくつ下。
カチューシャもむらさきだし…
全身ぶどうみたい
syp「似合ってますよ」
「…こーゆーのは、無能に着せる服じゃありません、」
syp「…Aは、無能じゃないんですから着せていいんですよ」
「…無能、だもん」
syp「…Aが、無能やないって」
syp「いつか分かってくれたら嬉しいです」
「……」
【おもちゃ屋さん】
syp「…」
そこそこの広さがあるおもちゃ屋。
今のAさんと同じくらいの子供が
奇声を発しながら遊んでいる
Aさんも、心も子供のはずだから
遊べばいいのに
ずっと俺に着いてきたまま。
ただ、握った手が少し震えていて
怖いのかな、なんて考える
syp「Aさん。好きなたげ欲しいものとっていいですよ」
こんな魅惑的な言葉に引っかからないのは
Aさんだけだと思う。
いらないです。、とだけ言われ
また沈黙が走る
syp「…」
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とーる(プロフ) - お誕生日おめでとうございます！ (5月25日 5時) (
レス) @page29 id: 8f3ff0fe85 (このIDを非表示/違反報告)
吏由 - わぁ！最終章…嬉しい‼︎そして楽しみです(*´꒳`*)あちき様お身体に気をつけて頑張ってください╰(*´︶`*)╯ (2022年6月8日 22時) (レス) @page50 id: d4efbb01c8 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 柚衣さん» 柚衣ちゃん！沢山コメントしてくれてありがとうございます…！そうなんだ！高校はまじで気をつけてね…。頑張りマース！ (2022年6月6日 17時) (レス) id: 2333384c06 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 惡夜さん» まじで早かったです…！ありがとうございます！ (2022年6月6日 17時) (レス) id: 2333384c06 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - ここさん» 最終章ですー…嬉しいような悲しいような笑 (2022年6月6日 17時) (レス) id: 2333384c06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2022年5月14日 20時
