167話 ページ18
【翌朝】
「あだま、いだい、」
昨日、死ねなかった罰だろうか
頭痛と吐き気が激しく私を襲う
二日酔い、という状態だけど
今日呑めるかぁ…
まだ、お酒残ってるし飲まないと…
「うっ、…」
思わず倒れてしまった
足が動かない
頭でボーンボーンと何かが響いている
「……」
床で横倒れになった焦点のあっていない
私を見た、ゾムさんの顔は
有り得ないくらい目も、口も見開いていた
【ゾムの生活部屋】
zm「A、起きた、…？」
「ｯ、い、……ぞむ、さん」
zm「起きた、…ペ神起きたで！A！」
sn「ほんま？！…よかった」
sn「A、おはよう？」
「…おはようございます」
貼り付けたような笑みの彼に
少しの恐怖を覚える
それは、予想通りで
深くため息を着いたあと、彼は
般若のような顔になり
声を荒らげ
sn「なぁ？なんで、こんな酒ばっか飲んだん？！」
sn「しかも、タバコも吸うとるし、…」
zm「え、たばこ？」
sn「まじ、危ないんやからな！？」
sn「もう、ダメ。Aは1人で買い物したらあかん！！」
「……なぜ」
sn「はぁ？！危ないからやろ？！」
sn「だめ、絶対だめ」
sn「まじ、昨日飲みきらずに寝たから良かったんやけど」
sn「これ、くそ度数高いんやからな？！」
sn「死ぬて、ふつーに」
「……」
zm「な、ペ神。Aも反省しとるんやし、…な？」
sn「せやけどさぁ、…」
「…」
誰かに怒られた。
恥ずかしくて、顔が赤らんで
涙が頬を通る
声は出さないように必死で喉を潰す
この年でそんなことで怒られるなんて
思ってもみなかった
無能じゃん、やっぱ
sn「え、あ、…言いすぎたわ。すまん」
zm「あーあ、泣かせたー」
sn「ゾムは黙って」
いつの間にか般若はいなくなっていて
優しい顔のしんぺい神様だけが
私の頬を撫でていた
sn「でもなぁ、A？」
sn「ほんまに、シャレにならないからさ」
sn「お酒飲みたい時は誰かに言うてな？」
「……わ、かりました」
か細い声で返答する
そんなの、したくないが今はそれを言える雰囲気ではなかった
sn「ん、ありがとうな」
sn「もう、怒ってへんよ」
「…」
そういや、親に怒られた後
こんな風に許して貰えたことあったっけ
なかった気がする、
だってずっと怒られてるから
「ｯ、ﾋｯｸﾞ、…」
sn「A、？…ごめん、怖かったな、…」
Aが、いきなり声を出して泣くもんやから
慌てて抱きしめ返す
そんなに、怖かったんかなぁ
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とーる(プロフ) - お誕生日おめでとうございます！ (5月25日 5時) (
レス) @page29 id: 8f3ff0fe85 (このIDを非表示/違反報告)
吏由 - わぁ！最終章…嬉しい‼︎そして楽しみです(*´꒳`*)あちき様お身体に気をつけて頑張ってください╰(*´︶`*)╯ (2022年6月8日 22時) (レス) @page50 id: d4efbb01c8 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 柚衣さん» 柚衣ちゃん！沢山コメントしてくれてありがとうございます…！そうなんだ！高校はまじで気をつけてね…。頑張りマース！ (2022年6月6日 17時) (レス) id: 2333384c06 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 惡夜さん» まじで早かったです…！ありがとうございます！ (2022年6月6日 17時) (レス) id: 2333384c06 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - ここさん» 最終章ですー…嬉しいような悲しいような笑 (2022年6月6日 17時) (レス) id: 2333384c06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2022年5月14日 20時
