ハグしないと出られない部屋【ni】 ページ43
「…………」
慣れてしまってたけど
早く帰りたいな…
書類終わってないの山積みだし、
新しい考案も考えないといけないし…
早く帰りたいものだな…
ドアを開けると
そこには兄さんが立っていた
「あ、にいさ((ni「A」
「！…え、」
名前を呼ぶ前に、背中に腕を回され
離れなくなった
これが、お題なんだろうなあ…と思っていると
予報通り、
ｶﾞﾁｬｯと
ドアが開く音がした
多分、この部屋が1番脱出時間短いんじゃね？
次の部屋行かないとなぁ…
でも、少しお腹すいたなぁ…
「……」
それにしても、兄さんが離れてくれない
なんなら、力が強くなってきている気がする
少しだけ、苦しい
「…」
そういや、抱きつかれるのに慣れてきてるな
慣れって怖いなぁ…
ni「……A。服かわいいで」
ni「…ごめん。」
そう謝ると、兄さんはまた私の服のボタンを外してした
「え、ちょ、お題おわった、」
ni「ええから」
「？、」
前回と同じ様に4つのボタンを外すと
肩まで服をずらされた
「…お題、終わりましたよ、…？」
ni「…噛み跡取れてたら嫌、だから」
ni「…取れてはないけど、薄くなっとる…」
「半日も経てば治るんじゃないんでしょうか」
兄さんの言動に理解出来ないけど、何とか返信する
それがいけなかったのだろうか
ni「…なら、消えへんよう沢山つけるわ」
「え、ちょっ、！」
ﾊﾞﾀﾝ
気づいたら押し倒されていて
逃げようとしても、両手首は兄さんの左手によって
動けなくて
「なに、するんですか、…？」
必然的に恐怖が私を襲う
殺しはしないだろうけど
殴られたりするのだろうか
ni「…噛み跡つけるだけ」
ポツリと呟いた後、彼は前回と同じところをまた噛んできた
「いっ、…これ、お題なんです、か？…」
ni「……」
何も言ってくれない
だけど、ジリジリと痛みが走ってきていて
ほんのり、血の匂いもした
ni「…結構、濃く付けれた」
「え、…」
肩を見ると
こないだより濃く、赤紫色の
歯型がついていた
ni「…あと少しつける」
「え、なぜ、…？」
ni「…Aに、虫がついて欲しくないから」
「？」
虫？
ついても
痒いだけだよ、？
兄さんが満足する頃には、
私の上半身には5個ほどの噛み跡が付いていて
どれも熱と痛みを帯びていた
「……」
シャツのボタンをしめ直すと
兄さんが、こっちを見ていた
「…なんですか」
ni「…A。好きだよ」
この傷は、
彼の気持ちの表れなのだろうか
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匿名A - 初コメ失礼します！応援してます！投稿も頑張ってください！ (2023年4月20日 9時) (
レス) id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - ユウさん» 重いの大好きなんです…！ありがとうございます！ (2022年5月30日 15時) (レス) id: 2333384c06 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - 重い、、、‼最高ずきる！！！ (2022年5月30日 7時) (レス) @page19 id: 65a9cf3278 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 若草翠さん» 重いのが好きなんだよおぉ！！いやん！照れるぅ！( ﾉωﾉ) (2022年5月1日 14時) (レス) id: 2333384c06 (このIDを非表示/違反報告)
若草翠 - 重､､､､!!!最高かよ!!この神作者あああ!!! (2022年5月1日 11時) (レス) id: 4cbe8909de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2022年3月31日 12時
