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中島の退院の日は薮の誕生日ということもあり直ぐに誕生会をする話しになった。
みんなのスケジュールを確認する知念。
「残念。大貴といのちゃんがwithの撮影で終了時間が22時だって。」
仕方ないので居るメンバーだけで中島の出産祝い兼退院祝いと薮の誕生会を行なうことに。
翌日八乙女が運転する車で帰ってきた中島。
「ゆーてぃーおかえり。」
テンションが上がる知念。
「ただいま。」
中島は帰って来るなり服の中に搾乳器を入れ哺乳瓶に母乳を出した。
そんな中島を心配そうに見る岡本。
「うん?これ?実はさぁ。母乳が出なかったの乳管か詰まっていたのが原因で詰まりが取れたら逆に治療のし過ぎで母乳が出過ぎちゃって。すごく胸が張っちゃって。」
中島は楽々200CCの母乳を取るとそのまま母乳をシンクに捨て手帳サイズのノートに書き出した。
「計ってんの?」
山田が聞くと中島は
「なんか出過ぎならそれなりの処置するみたい。」
と説明した。
その後薮の誕生会の話しをすると中島は早速買い出しに行こうと言い出した。
中島の運転でスーパーへやってきた。
「オレこれ食べたい。」
山田はカゴにフルーツのカットの盛り合わせを入れた。
「この時期にこれ買う?」
八乙女に突っ込まれるも譲らない山田。
「唐揚げと…………」
山田は鶏肉を選びながらメニューを考えた。
「涼介。ボクグラタン食べたい。」
そう言う知念に山田は
「めんどくさいなぁ。ヒカ。作り方知ってる?」
と八乙女にも作って貰うことを考えていた。
「ホワイトソースの缶に具材入れるんでしょ?作れるよ。」
八乙女はどうやらホワイトソースの作り方を知らなかった。
「既製品でも良いけど…………いいや。グラタンは俺が作るからヒカは唐揚げよろしく。あとはサラダと…………そうだ。ケーキ屋に寄ってケーキもね。」
山田はただ張り切ってるというよりかは空元気な感じだった。
「ヤマ。このローストビーフも食べない?」
「うん。食べよう。」
「山ちゃん。何でエビ入れたの?エビグラタン?」
「圭人のはただのマカロニグラタンにしてやっから。エビはオレが食べたいの。」
山田、知念、岡本が空元気とはいえ久しぶりの賑やかな買い物に中島も八乙女も嬉しくなった。
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きき - 完結おめでとうございます(*^▽^*)今まで楽しんで読ませていただきました!新作も是非読まさせていただきますので頑張ってください(*^▽^*) (2017年12月13日 9時) (レス) id: b5dd81d92a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茉莉 | 作成日時:2017年11月10日 18時