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家では連絡待ちの3人が大雪に関する特別番組を観ながら八乙女が作った焼きそばを食べていた。
｢知念どうかした？｣
なんだか様子のおかしい知念に気づいた伊野尾。
｢赤ちゃんあまり動かなくて。｣
｢大丈夫なの？｣
心配する八乙女。
｢いつも動きっぱなしなんだけど。まっ、どこも痛くないし体調も悪くないから。｣
そう言う知念に安心していたがそれから2時間後。
ソファーで寝ている伊野尾と外に音が漏れないようにヘッドホンを付けながらベースを弾く八乙女。
そして知念は1人部屋に居た。
｢ヒカ？いのちゃん？｣
さっきから呼んでも返事のない2人に少しイライラしていた。
｢どうしよう。破水しちゃったのに動いたら家中濡れちゃうし全部出ちゃう。ヒカーいのちゃー。｣
｢うっ？うん？今呼ばなかった？って。光ベース弾いてるじゃん。えっと。2時30分かぁ。全然連絡来ないし。｣
伊野尾はそう思いLINEを確認した時だった。
｢ヒカー。いのちゃー。｣
と呼ぶ知念の声。
伊野尾は知念の部屋まで行った。
｢知念どうした？｣
｢破水しちゃった。｣
そう言われ部屋のドアを開けるとベッドのシーツが濡れていた。
｢パーンってなった。病院に電話して。｣
｢分かった。｣
伊野尾はスマホを片手にリビングまで行き八乙女に事情を話ながら電話帳から病院の番号を探していた。
｢この雪の中運転できる自信ない。｣
｢オレだってペーパードライバー同然だし。｣
伊野尾は病院へ電話した。
｢うぅぅぅぅーん。痛いっ。なんか………変。痛いっ。｣
知念はもう息みはじめていた。
｢知念大丈夫？｣
｢ヒカっ。うぅぅぅぅーんうぅぅぅぅーん。｣
｢何？もうそんな感じ？えっ、どうしよう。いのちゃん。｣
様子を見に来た八乙女だったが直ぐにリビングの伊野尾の元へ戻った。
｢いのちゃん、もう生まれそうって伝えて。｣
｢えっ？あっ、はい。えっ、なんかもう生まれそうらしいです。はい。うん？ねぇー光。生まれそうってどんな感じ？｣
｢力んでるみたいな。｣
｢なんか息んでるらしいです。はい。えっ？間隔…………分からないです。 はい。分かりました。はい。はい。｣
伊野尾が電話を切ると伊野尾は急いで知念の元へ行った。
｢知念。良く聞いて。こんな陽気だから救急車手一杯で直ぐには来れないから病院側がドクターカーで迎えに来てくれるって。｣
そう知念に伝えると知念は2回頷きながらも急な痛みで良く分かってなかった。
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きき - 完結おめでとうございます(*^▽^*)今まで楽しんで読ませていただきました！新作も是非読まさせていただきますので頑張ってください(*^▽^*) (2017年12月13日 9時) (
レス) id: b5dd81d92a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茉莉 | 作成日時：2017年11月10日 18時
