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リビングに向かうとソファーに八乙女が座っていた。
「はっ?こんな朝早く…………だから雪止まないんだ。」
「おいっ。それよりガタガタどうした?」
「えっ?あぁー。ってか2時間くらい前の話しだしあれくらいで起きる?」
「いやっ。オレじゃなくて山田が。」
「山田かぁ。実は…………」
八乙女は岡本の破水の話しから大雪でまだ病院に着いて無いことを話した。
「マジで?実は山田お腹変って。一応病院行った方が良いかなぁ?」
「行くなら早い方が良いよ。切羽詰まったって嫌だし。」
その話を聞いた有岡は直ぐに部屋に戻り八乙女から聞いた話しをした。
「だからさぁ、オレ連れて行くから病院行こう。」
「はぁ?この雪でお前の運転とか生き地獄じゃん。雄也に頼む。大ちゃんは付き添い。」
「大丈夫だよ高木に頼まなくたって。」
そう言う有岡だったが伊野尾にもやめた方が良いと言われ山田は高木を起こしに行くことに。
「山田?大丈夫?」
「うん。雄也に運転して行ってもらうわ。」
「その方がいいね。オレも付いて行こっか?」
「大丈夫。大ちゃんが付いて行くから。ヒカ。知念よろしくね。」
山田は高木を必死に起こし事情を全部話すと高木は急いで着替え車を駐車場まで取りに行った。
「いのちゃんも知念をよろしくね。」
「うん。それにしても2人して出産の兆候があるってもしかしたら知念もそろそろなんじゃない?」
伊野尾がそう言うと山田は鼻で笑ながら
「いくら3人同時に妊娠分かったからってそれはないっしょ。」
そう話す山田だったが
「あっ。今痛い。」
と痛みを訴えるも平然としていた。
「大丈夫なの?」
心配する有岡。
「全然大丈夫。それより早く着替えなよ。まさかその格好で行くわけないよね?」
「着替えるよ。山田はゆっくりしてて。」
既に着替え終わっていた山田はベッドに座り痛みの間隔を計った。
「山田行くぞ。」
高木に声を掛けられ有岡と共に後部座に乗った。
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きき - 完結おめでとうございます(*^▽^*)今まで楽しんで読ませていただきました!新作も是非読まさせていただきますので頑張ってください(*^▽^*) (2017年12月13日 9時) (レス) id: b5dd81d92a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茉莉 | 作成日時:2017年11月10日 18時