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今日は3時までネタ会議があり、それからは解散となった。
せっかくだから久々に早く家に帰ってゆっくりしようと思い、部屋に戻ってきた。
コンビニ飯を食べながら編集作業に追われていると、隣から物音がした。
最初は部屋の整理でもしているのかと気にしていなかったのだが、その音は段々激しくでかくなっていった。
さすがに心配になって立ち上がると、その瞬間に男の怒鳴り声が聞こえてドアがバタンと開く音がした。
慌てて外を覗き込むと、てつやくらいの背で爽やかな感じの男が階段を降りていった。
その顔は怒り狂ったような表情だった。
唖然としながらもAさんの部屋の方を見ると、髪はボサボサで着ていた白いブラウスが片方にズレたままぼーっと男のいった道を見つめていた。
大丈夫ですか、と声をかけようとして驚いた。
Aさんの腕は青アザになっていて唇は少し赤くなって切れていた。
と「あ、あのっ….大丈夫、ですか?」
「………えっ、あっ、」
と「すいません、いきなり声かけちゃって。すごい音がしたんで見に来たんです」
「ごめんなさい、!うるさかったですよね」
困ったように笑うAさんはどこか寂しそうにも見えた。
と「今の人って、」
「彼氏です、もう元カレなんですけど」
と「あぁ」
「ちょっと色々揉めちゃって」
と「…ここで立ち話もあれですし、良かったらうち来ませんか?」
「え?」
と「あ、すいません会ったばかりなのにダメですよね…」
「いいえ、大丈夫です。私も、話聞いて欲しかったんで」
俺はAさんを連れて自分の部屋へ戻った。
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えま(プロフ) - 初コメ失礼します。私の理想の夏デートは夏フェスです、、!お互い好きなバンド照らし合わせてタイテ組んだり色違いのディッキで写真撮ったりしたいです (2019年7月26日 1時) (レス) id: b56ed7d6b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんごじゅーす。 | 作成日時:2019年7月16日 23時