検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:15,032 hit

@ 11 ページ11

と「じゃ、俺帰るわ」

り「早くない?まだ9時だよ?」

と「ちょっと用があって」

て「クラブなら付き合うぞー」

と「ちげぇよ!」





さっきAからLINEがきた。




Aあと三駅で岡崎着きます





たったの一文だったけどそれだけで幸せな気持ちになった。








と「じゃあな」

ゆ「ほんとに帰るやん」






後ろからのブーイングなんか気にせず俺は急ぎ足で車へ向かった。





、 、 、 、 、 、 、






岡崎駅に着いて改札を抜けると、としくんらしき男の人が2人の大学生くらいの女の子2人組と写真を撮っていた。


ファンの子だろうと勘づいた私は、彼女とバレないように他人のフリをして外の階段のところでスマホを触る真似をしつつチラチラ見ていた。




その子たちは嬉しそうにニコニコしながら帰ると、としくんがこっちに小走りで近づいてきた。






と「ごめん、声掛けられとったわ」

「人気者さん」

と「うるせぇ、早く帰るぞ」






どこか嬉しそうに笑うと私の一歩前で歩き始めた。






と「乗って」

「お邪魔しまーす」






初めて乗ったとしくんの車。




運転席に座る彼をチラッと見てからスマホを取り出してさっき会っていた友達に今日撮った写真を送った。








と「どうだった?」

「楽しかった。久々にたくさん話せてスッキリした」

と「そっか」

「…いきなりだけどさ」

と「ん?」

「愛ってなんだと思う?」

と「深いこと聞くなぁ」

「私、愛とか知らないかも」

と「人の価値観もあるけど、俺も知らないかも。今までは好きだった子に対して想うのが愛かもとか思ったけど、大人になってみればちげぇなって」

「深いねぇ」







意外と盛り上がりながら家まで着くと少し寂しくなった。



隣に居るのにその心地良さに慣れてしまって。








と「じゃおやすみ」

「うん、ありがと」








まだ夏は始まったばかりなのに







、 、 、 、 、 、



Q.あなたの理想の夏デートはなんですか

A.話の参考にしたいのでコメントでお待ちしております

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←@10



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (41 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
271人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

えま(プロフ) - 初コメ失礼します。私の理想の夏デートは夏フェスです、、!お互い好きなバンド照らし合わせてタイテ組んだり色違いのディッキで写真撮ったりしたいです (2019年7月26日 1時) (レス) id: b56ed7d6b6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りんごじゅーす。 | 作成日時:2019年7月16日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。