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Day 7 ページ7

やっと仕事が終わってりょうくんが待ち合わせ場所に指定してきたところへ向かう。





「あ、いた」




立ち並ぶビルの前に長身な男が立っていた為、すぐに気づいた。




「りょうくん」

り「あ、来た。お疲れ〜」




りょうくんは私に気づくと、目の前にあった少し洒落た居酒屋に誘導された。





り「ここ、個室なんだって」

「へぇ、ずいぶん大きくない?2人にしては……って」




その個室に入った途端、オレンジ色の髪がこちらを向くのがわかった。





て「あれ!Aじゃん!」

「…え、りょうくん?みんないるなんて聞いてないんだけど」

り「言わなかったっけ」



ニヤニヤしているりょうくんはAはこっちと私を強引にとしみつの前へと座らされた。


隣には虫さんがいて軽く挨拶をした。


それにしても、としみつがいるなら早くに言って欲しかった。それなら断ることも出来たのに。




て「うめぇ!」

ゆ「ってか、みんな東京残るよね?明日どうするー?」





グイグイ酒を飲みながらてつやとゆめまるくんは話が弾んでいるようだった。



一方私は、柴田の話にたまに笑ったり虫さんの話にたまに頷いたりするくらいだった。




虫「そういえば、Aちゃんは彼氏出来たの?」

「えっ?」

と「えっ?」

し「あ、俺も気になるー」

「いるわけないでしょ。最近は遊んでばっかり」

て「あ!!!遊んでるってことは、お前ぇ!」

し「え、まさかのクラブでパーリナイ系?」

「え、あ、」

虫「図星かー」

て「俺らと同類かぁ。な、としみつ」

と「あ、あぁ」



てつやととしみつが同類ということは、2人もクラブ通い勢なんだろうか。


それでも私みたいに汚い手で女の子を連れてったりはしないだろうな。



虫「好みの男とかいた?」

「えぇ、んー。まぁ少しは。話はずんだくらい」

虫「そのあとは?」

し「お決まりの?」

「何それ、やめてよ」





半笑いでその場を過ごそうとしたけど、なんでもお見通しというように2人は折れずに聞きまくる。




虫「正直やった?何人くらい?」

「ねぇ、デリカシー」

し「最近いつやった?」



と「おい」




思ったよりグイグイくる2人に困惑していると、目の前にいたとしみつが低いトーンで言った。




と「あんまA困らせんなよ」

虫「そっかぁ、そうだよね。ごめんね」




大丈夫だよ、と首を横に振る。


私はとしみつをちらっと見てから酒を一気に流し込んだ。

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作品ジャンル:恋愛
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りんごじゅーす。(プロフ) - amichinさん» 失礼しました(汗)教えていただき、ありがとうございます! (2019年6月29日 23時) (レス) id: 978193e2f8 (このIDを非表示/違反報告)
amichin(プロフ) - 半ば強引ははんばではなく、なかばと読みますよ! (2019年6月28日 3時) (レス) id: f6d131a32e (このIDを非表示/違反報告)
りーちゃん(プロフ) - とても面白い作品ですね!(*^^*)更新楽しみにしてます! (2019年6月14日 22時) (レス) id: 41e7cff00a (このIDを非表示/違反報告)
えま(プロフ) - はじめまして!楽しく読ませていただいています(^_^)!細かいかもしれないですが、19歳で大学院に通っているというのは年齢的に合わないかなと思います、そこが気になってしまいましたがお話はすごく面白くてこれからの展開が楽しみです!…細かくてすみません (2019年5月23日 12時) (レス) id: b56ed7d6b6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りんごじゅーす。 | 作成日時:2019年5月18日 20時

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