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Day 10 ページ10

『A〜』

「……ん、ー?」




再開したあの日から一週間が経って、私は地元である岡崎に戻ってきていた。


しばらく仕事は休みだからゆっくりしようと思っていたけれど、昨日の夜に言ってしまえば身体だけの関係である男がやって来た。



そのままやることやって今に至る。



今はお互い何も身につけていない状態でベッドのシーツはぐしゃぐしゃだった。


その彼はクラブで出会った男で、顔はタイプだし話も合うし普通に喋っていて楽しい。

だから今の関係には満足している。



だけど、昨日からあることに引っかかっていてぼーっと窓から覗く太陽を見ていた。





『A、大丈夫?昨日から変だけど』





そう言って彼は後ろから私を抱きしめたけど、こういうのは都合いいときに来て都合よく終わっていく。


求めてるのは身体だけだから。









『ねぇ、A〜?』

「んー?」







振り返ると彼は私の唇にそっとキスした。






2回戦目でも行くのかな、と思ったけれど彼女と会う予定があると言って帰って行った。







一人まだ素っ裸のまま今日は何しようと考えていると、枕元に置いてあったスマホが鳴った。







画面を開くとLINEが一件来ていた。






りょう今日会えない?






急で驚いたが、やることも無いし「いいよ」
と返事をして集合場所と集合時間を聞いて支度を始めた。







、、 、 、 、 、






り「やっほ」





指定された場所はスタバのテラス席で、りょうくんはドリンク片手に座っていた。






り「A、これ好きなんでしょ?としみつから聞いた」







そう言ってりょうくんは私の一番のお気に入りであるキャラメルフラペチーノをスっと差し出した。







「あ、ありがと。……お金返すね」

り「いいよ、奢り」









、 、 、 、 、 、



「今日は撮影とかなかったの?大丈夫?」

り「うん、てつやにAと会ってくるって言ったら了解してくれたよ」







Aを呼んだのには理由がある。




それは、としみつのことを今どう思っているのか。


なんで別れを切り出したのか。



どうやらとしみつは振られた理由も知らずにここまで来てしまったらしいし。





り「それでさ、……」






話を切り出そうとした瞬間、見たくなかったものが見えてしまった。








Aの首筋に残された赤い印が

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作品ジャンル:恋愛
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りんごじゅーす。(プロフ) - amichinさん» 失礼しました(汗)教えていただき、ありがとうございます! (2019年6月29日 23時) (レス) id: 978193e2f8 (このIDを非表示/違反報告)
amichin(プロフ) - 半ば強引ははんばではなく、なかばと読みますよ! (2019年6月28日 3時) (レス) id: f6d131a32e (このIDを非表示/違反報告)
りーちゃん(プロフ) - とても面白い作品ですね!(*^^*)更新楽しみにしてます! (2019年6月14日 22時) (レス) id: 41e7cff00a (このIDを非表示/違反報告)
えま(プロフ) - はじめまして!楽しく読ませていただいています(^_^)!細かいかもしれないですが、19歳で大学院に通っているというのは年齢的に合わないかなと思います、そこが気になってしまいましたがお話はすごく面白くてこれからの展開が楽しみです!…細かくてすみません (2019年5月23日 12時) (レス) id: b56ed7d6b6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りんごじゅーす。 | 作成日時:2019年5月18日 20時

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