秘密の恋愛。2《としみつ》 (ページ3)

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A視点

今日はとしくん休みなのか～って。

そんなことを考えながら朝食の準備を始める私。

「としくん、今日どうする？」

としくんの視線を背後に感じながら、聞いてみた。

と「んー、そうだなぁ。どっか行きたいとこある？」

「私は、としくんとならどこでもいいよ」

と「何それ、バカ可愛い……」

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ

ちょうどその時、机に置いてあった私のスマホが鳴った。

開くと、マネージャーさんからのようだ。

「はい、もしもし」

マ『あ、もしもし？急なんだけどさ、明後日までに東京に来れる？』

「えっ、明後日までですか……？」

マ『ごめんね。今年のユーフェスの事で色々あって…』

「もうそんな時期か……」

毎年行われる、uuumのビッグイベント。
もちろん私も毎回出演させてもらっている。

すごく重要なイベントのため、早くから打ち合わせも始まる。

「わかりました！じゃあ……」

マ『あ、東海オンエアの皆さんにも伝えておける？』

「あっ、東海オンエア……」

としくんが私の方を見た。

「了解です。着いたら連絡しますね」

そう言って、私は電話を切った。

と「どうした？」

「メンバーに伝えてくれない？明後日までに東京に来いって。」

と「えっ、明後日！？」

「うん。多分、打ち合わせだと思う」

と「ふーん、分かった」

その日、東京への移動が決まった。