ハグ 1 [みくり様リク] ページ15
A視点
6時に目覚めた私は、隣で寝ているとしくんを起こさないようにベットから下りると、朝ごはんを食べてお洋服を選んでメイクをした。
ここまではいつも通り。
カメラ機材を大きいカバンに押し込み、PCのチェックをして、スマホをポケットに突っ込んだ。
と、ここで
と「んっ、……おはよぉ」
としくんが起きてきた。
「おはよ。今日はどんな予定?」
と「12時から撮影で3時に帰ってくる。夜ご飯は…」
「夜ご飯は食べに行くか自分で作って。あ、コンビニでもいいよ。でも、できるだけ栄養取ってね。で…」
と「えっ、Aが作ったの食べたい。」
「無理だよ。今日、私はコラボしに行くから」
と「誰?」
「はじめくん」
と「はじめ…くん?」
「はじめしゃちょーだよ!もう……」
と「なんで?」
「なんでって、言われても…。久々に会いませんかって連絡が来たから、じゃあ会いに行くからコラボしようってなった」
と「何その連絡の取り方」
「LINEだけど…」
と「ちがっ…、あー、もういい!わかった!」
「うん。じゃあ、日帰りで帰ってくる予定だけど、もしかしたら泊まるかもしれない。でも、ちゃんと電話とかはするから」
と「んー……」
「じゃあね!」
バタンッ
ドアを閉めて、私はホッとして息を吐いた。
ちょっと怒り気味だったけど、まぁいっか。
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..
としみつ視点
バタンッ
その音でハッと目が完全に覚めた。
少し頭の中を整理してからAの後を追って玄関に出た。
俺が出た頃にはAはまだ靴を履いているところで、驚いた顔をしてこっちを見ていた。
「…どうした、としくん」
と「わ、忘れ物」
「えっ、私ちゃんと全部持ったよ。だってスマホもあるし、PCも持ったし……」
カバンを漁り始めたAに、俺は慌てて声をかけた。
と「ちがっ……」
「えっ?」
と「……ハグ」
「え、なんて?」
と「ハグ!」
「え、」
と「なんだよ、恥ずかしいのかよ……/////」
「って言うとしくんの方が恥ずかしそうだけど?w」
と「るせぇ…/////」
「行ってきますのハグ?いいよ、」
と言って手を開いたAを思いっきり抱きしめた。
と「何もしてくんなよ…」
「分かってるじゃんw」
と「ん」
手を離すと、Aは笑顔で出ていった。
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みくり - 夢主ちゃんが男のYouTuberとコラボして、としみつが嫉妬する(?)みたいのが見たいです!(リク) (2018年8月5日 20時) (レス) id: 0f43d4ade0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんごじゅーす。 | 作成日時:2018年4月19日 22時